【自由詩】七つの夜と、三十の詩 ―『閉店前の一杯』※自作ゲーム
※一部、携帯機種で表示されない現象が起こっているようです。申し訳ありません。PCでは問題なく見られるようです!
新しい試みです。
いつもは詩やエッセイでお届けしていることを、遊べる形にしてみました。
リアルだから伝えられることも、物語だから届くこともある。
詩には、その力がある。
私は、割と本気で信じています。
閉店前の、誰もいない店内を思い浮かべてください。
灯りはひとつだけ。窓の外は、夕暮れの最後の色が、もう夜に溶けようとしている。そんな時間に、戸の鈴が鳴って、ひとりの客が入ってくる。
『閉店前の一杯』は、そういうゲームです。
あなたは、小さな喫茶店の店主になります。一晩にひとり、店を訪れる客の話を聴いて、一杯を選んで出す。ただ、それだけ。客が帰ったあと、その夜にふさわしい詩が、一篇、静かに残ります。
七つの夜があります。七人の客が、それぞれの夜にやってきます。急いできた人。言いそびれた人。「大丈夫」と言った人。待つ人。手放した人。小さなお客さま。そして、最後の客。
どの客に、どんな一杯を出すか。深煎りの苦み、あたたかなミルク、何も足さない白湯。選んだ一杯によって、その夜に届く詩が変わります。
集められる詩は、ぜんぶで三十篇。これまでnoteに置いてきた詩の中から選び直し、このゲームのために一篇を新しく書き下ろしました。すべての夜を、すべての一杯で過ごした人だけが、最後の一篇——店主自身の詩——にたどり着きます。
店内に流れるのは、喫茶それなりで実際にかけているBGMです。詩の背景に浮かぶのは、その詩がnoteに生まれたときに添えていた絵です。つまりこれは、わたしの店と、わたしの言葉で、まるごとできた一杯です。
ゲームと呼んでいますが、勝ち負けはありません。間違った選び方もありません。寄り添い方に、正解がないのと同じように。
ただ、閉店後の店で、誰かの話を聴く。一杯を出す。言葉が、残る。
そういう時間を、お渡しします。
——まず、第一夜を
体験版も作ってみました。第一夜は、どなたでも無料で遊べます。ふらっと立ち寄るように、まずはこちらから。
スマートフォンでも、パソコンでも遊べます。ダウンロードして、ブラウザで開いてください。
「店をひらく」を押すと、音が流れます。よろしければ、音の出る環境でどうぞ。
——七つの夜のすべてを
第一夜を過ごして、続きの六つの夜にも会ってみたいと思ってくださったら。この記事の下に、七夜すべてと三十篇の詩が入った、完全版を置いています。
価格は500円。メンバーシップの月額と、同じ値段にしました。お店のコーヒーが一杯400円なので、それより少しだけ高い、店の外でしか飲めない一杯、というつもりです。
メンバーシップに入ってくださっている方は、こちらの記事もそのまま読めるようにしてあります。メンバーシップ特典です。いつもありがとうございます。
はじめての試みですが、自分の好きな世界を盛り込んだものにできたかなと思っています。感想など頂けたらとても喜びます。
ここから先は、有料エリアです。完全版のファイルと、遊び方のご案内を置いています。
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