見出し画像

【徒然日記】火種を抱いたままの私

今日は、静かな闘志についての話。


「あといくつ寝れば叶うだろうか」

そう考えながら指折り数える私は、もう“闘う人”ではなくなってしまったのかもしれない。

私は、決して強い人間でも、闘いを好む人間でもない。
それでも、筋の通らないことや理不尽には声を上げてきた。
納得できない夜には友と語り、結論の出ないまま朝を迎えたことも一度や二度ではない。

けれど今はどうだろう。
闘いたい気持ちは、胸の奥にまだ残っている。火種のように、完全には消えていない。
ただ、それを振りかざす腕は、前のようには上がらない日が増えた。
上げないことを選んでいるのか、もう上がらないのか。その境目すら、曖昧になった。

人は経験を重ねるほど、世界の複雑さを知る。
声を荒げた先に、救われない誰かがいることを知ってしまう。
勝ったはずの闘いが、別の場所で静かな傷を生むことがあることも、理解してしまう。

その一つひとつが、闘志の刃を少しずつ鈍らせていった。

それでも、願いは消えていない。
「叶えたい」という感覚は、夜更けの布団の中で、ふつふつと浮かび上がる。
あといくつ寝ると、この世界ともう一度、まっすぐ向き合えるのだろうか。
あといくつ朝を迎えれば、きちんと納得を抱えたまま前に出られるのだろうか。

今の私は、言葉を選び、支え、静かに待っている。
急がず、押しつけず、相手が落ち着くのを待っている。
敗北でも撤退でもなく、たぶん、戦場を変えただけなのだ。

闘えなくなった自分を責める日もある。
だが同時に、闘わないことを選べるようになった自分を、どこかで信じてもいる。

叶う日は、きっと派手には訪れない。
ただ、ある朝ふと、「今日は向き合った」と思える瞬間が来る。
そのとき私は、もう一度静かに立ち上がるのだと思う。闘争ではなく、持続というかたちで。

あといくつ寝ると叶うのか。
数えながら眠るこの時間そのものが、すでに次の闘いへの助走なのかもしれない。

今日は、新しいレシピに挑戦した日。
日々精進。


~追記~
リコピンさんにマガジン登録いただきました。想いが届いたということが嬉しいです…!!いつもありがとうございます。

ぺリンさんにマガジン登録いただきました。冬になって温かいものが恋しくなってきましたよね…!!


いいなと思ったら応援しよう!

喫茶それなり  いただいたチップは、noteの世界の誰かへ受け渡していきます。世界が平和でありますように。