『スリラー』はオリジナルを超えたのか。MTV世代の胸を熱くする映画『Michael/マイケル』
2026年7月26日 日曜日 どもっ、くりさんです(^^♪
今日は土用の丑の日です。みなさんウナギは食べましたか?しっかりスタミナをつけて、この尋常でない暑い夏を乗り切りましょう♪
さて、
話題の映画『Michael/マイケル』を観てきました。
いやぁ、これは思春期にMTVにドハマりした世代には、たまりませんね!
スクリーンで曲が流れるたびに、甘酸っぱい青春の記憶が怒涛のようによみがえってきました。単に「懐かしい」というだけではなく、自分が夢中になった時代そのものが、目の前に再び立ち上がってくるような圧巻の感覚でした。
今回は詳しいあらすじではなく、観終わった直後の興奮が冷めないうちに、率直な感想を書いてみようと思います。
MTVが音楽を「見るもの」に変えた時代
今でこそ、好きなミュージックビデオはYouTubeでいつでも見られますが、私たちの思春期はそうではありませんでした。
テレビにかじりつき、MTVから目当ての曲が流れてくるのをじっと待つ。そして、初めて見る映像に息をのむ。偶然流れてきた一本のMVが、その日一日の大事件になることさえありました。
そんな時代に突如として現れたマイケルは、歌とダンスがすごいだけのスターではありませんでした。
音楽と映像を融合させ、まったく新しい一つのアート作品にしてしまったパイオニアです。
曲を聴けば映像が浮かび、映像を見れば体が勝手にリズムを刻む。マイケルの作品は、耳だけでなく目と身体全体に記憶されているのだと痛感します。
だからこそ、この映画を観る感覚は「好きだった歌手の伝記映画を見る」のとは少し違いました。自分の青春の一部を、映画館で追体験するような特別な時間だったのです。
今回の『スリラー』は、オリジナルを超えたのではないか
この映画で特に胸が熱くなったのは、やはり『スリラー』のシーンでした。
オリジナルのミュージックビデオが歴史的傑作であることに、誰も異論はないでしょう。
それを十分に承知のうえで、あえて言いたい。
映画の中の『スリラー』は、オリジナルを凌駕していたのではないか、と。
もちろん、昔の作品が古びたという意味ではありません。オリジナルが築いた偉大な世界観を、現代の映像技術、巨大スクリーン、そして極上の劇場音響によって、さらに奥深い立体的な体験へと昇華させていたのです。
展開も結末も知り尽くしている場面なのに、心が躍って止まらない。ゾンビたちの躍動感、画面を埋め尽くす映像の密度、イントロが響いた瞬間の圧倒的な高揚感――。「これを大スクリーンで全身に浴びるために来たんだ!」と興奮を隠せませんでした。
オリジナルへの深いリスペクトを保ちながら、新しい感動を生み出す。今回の『スリラー』は、その難題に真正面から応えた見事な名場面でした。
あの圧倒的な臨場感は、どこから来たのか
音に関しても、期待以上の満足感がありました。
聴き慣れているはずの曲なのに、体に響く低音の圧力や声の存在感が、自宅のスピーカーとはまるで違います。「マイケルの音楽は、大きな空間で鳴らされてこそ真価を発揮するのだ」とあらためて実感しました。
「これは映画用の最新リマスターなのか、当時のオリジナル音源なのか」と観ながら惹き込まれていたのですが、あとで調べてみて納得しました。
主演のジャファー・ジャクソンは、パフォーマンス場面においてマイケル本人のオリジナル音源に自身の歌声を重ねて歌い、場面によってはアカペラの実唱も披露しているとのこと。
なるほど、あの「昔のマイケルを聴いているのに、目の前で今まさに歌っているような生々しい感覚」は、その見事な融合から生まれていたのですね。
唯一、少し気になった「音の位置」
一方で、音響に関してひとつだけ惜しいと感じた点もありました。
それは、音の位置(定位)がスクリーン中央のほぼ一か所に固まって聞こえたことです。
映像の中ではマイケルやダンサーが縦横無尽に動き回り、観客が熱狂しているのに、耳に届く音が画面中央に収まっていて、やや平面的な印象を受けてしまいました。
これは映画館の音響設備や上映方式、あるいは座席の位置にも左右される部分でしょう。それでも、これほど「音楽が主役」の作品だからこそ、音が前後左右へと広がり、会場全体が音の渦に包み込まれるような立体音響(Dolby Atmosなど)であれば、さらに化けたのではないかと思います。
とはいえ、不満と感じたのはその一点くらいです。
マイケルを見たのではない。あの頃の自分に会いに行ったのだ
青春時代に深く刻まれた音楽は、単なる過去の娯楽ではありません。イントロが流れるだけで、当時の空気感や感情が一瞬で引き戻される――マイケルの音楽には、私たちの記憶を大切に保管してくれるタイムカプセルのような力があります。
スクリーンに映っていたのは、もちろんマイケル・ジャクソンです。
しかし、私がそこで再会したのは、MTVに夢中になり、新しい映像が流れるたびに目を輝かせていた思春期の自分自身でもありました。
だからこそ、あんなにも胸が熱くなったのだと思います。
映画『Michael/マイケル』は、偉大なスターの波乱の人生を振り返るだけの作品ではありません。彼の音楽とともに時代を駆け抜けた人にとっては、自分の記憶をもう一度、大音量で鳴らしてくれるタイムマシンです。
音響にわずかな引っかかりは残ったものの、それを遥かに上回る大満足の2時間余りでした。
リアルタイムで彼を体験した世代には、ぜひ劇場に足を運んでほしい。そして若い世代にも、私たちがなぜあれほどマイケルに熱狂したのかを、スクリーンと音響で体感してみてほしいと思います。
あの頃、ブラウン管の前で感じたあの興奮は、まだ終わっていませんでした。
それではまた。くりさんでした(^^♪
PS.劇中のマイケルがあまりに美味しそうにポップコーンを食べるものだから、糖質制限的にNGなのですが、買っちゃいました( ´∀` ) うまし、やめられない止まらない・・・これはまずいなぁ・・・おしまいける。
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