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三十六計|特別回第1話 現代で起きてる見えない戦略 ~実例篇その1~

ここまでの6つの型は、
既に現代でも使われている。

ただしそれは、
「戦略」として認識される形では現れない。

多くの場合、
自然な流れや偶然に見える。

しかし実際には、
構造として仕組まれている。


【事例①】

ある企業が新規事業を立ち上げた。

当初は注目されていなかったが、
一定期間を経て急速に認知が広がった。

・広告は最小限
・大きな発表もない
・段階的に情報が出てくる

しかし、気づいた時には

・「よく見かける存在」になり
・市場に定着している

ここで一つ違和感がある。

なぜ、
大きな勝負をしていないのに
結果だけが積み上がっているのか?


【事例②】

別の企業では、

・競合と正面から争わず
・異なる市場に入り
・結果的に主導権を握った

当初は「逃げ」とも見えた動きが、

・競争を回避し
・優位なポジションを確保し
・後から本命市場に影響を与える

結果として、

・正面で戦っていた企業が消耗し
・後から入った側が主導権を握る

なぜこのような差が生まれるのか?


【事例③】

さらに別のケースでは、

・明確な攻撃はしていない
・表向きは静かに見える
・関係性も良好に見える

にも拘わらず、

・気づいた時には主導権が移り
・意思決定が変わり
・結果が逆転している

崩された側は、

・明確な原因を認識できず
・自分の判断だと思っている

ここに共通しているものは何か?


【分解】

これらの事例には、共通点がある。

・表では自然に見える
・裏では意図が通っている
・結果だけが大きく変わる

つまり、

「見えている動き」と
「実際に起きている構造」がズレている。

このズレに気づけるかどうかで、
見える世界は変わる。


【問い】

これらの構造は、どの型に当てはまるか。

・第1話か
・第3話か
・それとも複数の組み合わせか

重要なのは、
正解を当てることではない。
「型で見る視点」を持てるかどうかだ。

一度この視点を持つと、

・偶然に見えていたものが
・意図に見えるようになる

そしてもう一つ、
ここにはまだ出ていない型がある。

この続きは、次の章で扱う。


【まとめ】

戦略は目に見えない形で機能する。

・派手な動きではなく
・自然な流れの中で
・結果だけが変わる

重要なのは、

・何が起きているかではなく
・どう構造が作られているかである

見えているものが全てではない。

むしろ、
見えていない部分で勝負は決まっている。


解答は、「第8話」とともに投稿します。
そちらで答え合わせをしてみてください。


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