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三十六計|特別回第3話 見えている「対立」は本物か ~敵戦の計・実例篇~

ここまでの第二套では、
「敵と対峙している状態」での型を扱ってきた。

ただし現実では、

・はっきりとした戦いに見えるもの
・実際に勝敗を分けているもの

この二つが一致していないことが多い。

表では「戦っている」ように見えるが、
裏では、別のことが起きている。


【事例①】

ある企業同士が、正面から競争している。

・価格競争
・機能競争
・広告の打ち合い

激しく争っているように見える。
しかし、ある時点から差が開き始める。

勝っている側は、

・無理に攻めていない
・過剰な競争に乗らない
・一定の距離を保っている

それでも結果は、明確に傾いていく。

なぜ、
「同じ土俵にいるはず」なのに差がつくのか?


【事例②】

別のケースでは、

・相手に対して強く出ない
・あえて譲る場面がある
・一見、不利な判断をしている

にもかかわらず、

・時間が経つほど有利になり
・主導権が移っていく

周囲からはこう見える。

「なぜあの場面で引いたのか」

しかし結果だけを見ると、
その判断が転機になっている。

ここで何が起きていたのか?


【事例③】

さらに別のケース。

・最初は劣勢だった側が
・途中から急に優位に立つ

特別な一手があったわけではない。
ただ、

・相手の変化に合わせ
・小さく動き続け
・気づいた時には逆転している

負けていたはずの側が、
なぜ流れを変えられたのか?


【分解】

これらに共通しているのは、

・正面の力では決着していない
・流れの中で差がついている
・結果だけが後から現れている

つまり、

「戦っている場所」と
「勝敗が決まる場所」がズレている。

このズレに気づけるかどうかで、
見える世界は変わる。


【問い】

これらの構造は、どの型に当てはまるか。

・第7話か
・第9話か
・第11話か

あるいは、それらの組み合わせか。

重要なのは正解ではない。
「どこで勝負が決まっているかけを
見抜けるかどうかだ。

一度この視点を持つと、

・偶然に見えていたものが
・意図に見えるようになる


【まとめ】

敵と対峙している時ほど、

・正面に意識が向く
・見えている動きに引き込まれる

しかし実際には、

・消耗を避けた側
・流れを作った側
・タイミングを待った側

が結果を握ることがある。

見えている対立が、
そのまま勝敗の理由とは限らない。


解答は、「第14話」とともに投稿します。
そちらで答え合わせをしてみてください。



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