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ハプスブルグ帝国シリーズ|インデックス

私たちは毎日、
異なる文化や価値観を持つ人々と働き、
国境を越えて企業や国家が結び付く社会で暮らしている。
それを当たり前だと思っている。

しかし、「違いを残したまま一つの国家を維持する」という仕組みは、
決して当たり前ではなかった。

民族が違う。
宗教が違う。
言葉が違う。

それでも六百年以上にわたり、
ヨーロッパ最大級の多民族国家を築き続けた王家がある。
それが、ハプスブルク家である。

ハプスブルク家は、戦争ではなく婚姻によって勢力を広げ、
数多くの民族や王国を、一人の皇帝のもとでまとめ上げた。
人類史上でも極めて珍しい、

「血縁と調整によって巨大国家を維持した王家」

だったのである。
そして興味深いのは、帝国は消滅しても、
その統治思想は今なおヨーロッパに受け継がれていることである。

このシリーズでは、

・ハプスブルク家はどのように誕生し、
・なぜ戦争ではなく結婚を選び、
・どのように多民族国家を築き、
・なぜ六百年以上も繁栄し、
・そして現代世界へ何を残したのかを、

「国家運営」という構造から、全8話で読み解いていく。

ハプスブルク帝国を知ることは、
ヨーロッパ王室の歴史を学ぶことではない。
異なる人々を、いかに一つの共同体としてまとめるのか。
その知恵を知ることである。

ぜひ最後までお付き合いください。


ハプスブルグ帝国シリーズ一覧


第1話 なぜ一つの家系が世界最大の帝国になれたのか
なぜ一つの家系が世界最大の帝国になれたのか
― ハプスブルク家とは何者だったのか

第2話 戦争ではなく結婚で領土を増やした帝国
戦争ではなく結婚で領土を増やした帝国
― 「結婚せよ、幸運なるオーストリアよ」の真意

第3話 ヨーロッパ最大の多民族国家はどう作られたのか
ヨーロッパ最大の多民族国家はどう作られたのか
― 違いを消さずに一つへ束ねた統治

第4話 皇帝とは何だったのか
皇帝とは何だったのか
― 支配者ではなく「調整者」という仕組み

第5話 なぜ600年以上王家が続いたのか
なぜ600年以上王家が続いたのか
― 家を国家より長く存続させた設計思想

第6話 近代国家はなぜハプスブルグを越えたのか
近代国家はなぜハプスブルクを越えたのか
― 民族国家という新しい時代の到来

第7話 世界最大の王家はなぜ消えたのか
世界最大の王家はなぜ消えたのか
― 第一次世界大戦と帝国の終焉

第8話 ハプスブルク帝国が世界に残したもの【最終話】
ハプスブルク帝国が世界に残したもの
― EU、多民族共存、そして現代国家への遺産


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★ご関心がある記事があれば是非ご覧ください。

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