「オレは被害者様だぞ!」弱者の看板を武器に暴走する人の正体と、賢いスルー術
突然ですが、電車やバス、あるいは街中で、こんな理不尽な場面に遭遇したことはありませんか?
「年寄りは敬え!」と怒鳴り散らして席を譲らせようとする高齢者
マタニティマークを「水戸黄門の印籠」のように掲げて周囲を威圧する(偽)妊婦さん
「正義の世直し」を免罪符に、他人に大声で謝罪を迫る迷惑系インフルエンサー
漫画『鬼滅の刃』に登場する、自分が犯した罪は棚に上げて「弱者をいたぶるなァ!」と涙を流す鬼・**半天狗(はんてんぐ)**を地で行くような人たち。
彼らはなぜ、そんなにも「被害者面」をして、他人に牙をむくのでしょうか?
今回は、その醜悪な心理の裏にある**「ある切ない共通点」**と、私たちが身を守るための最強の防衛策についてお話しします。
1. ギャグ漫画が教えてくれた至言「被害者がいばるな!」
昔、子供向けギャグ漫画の金字塔『絶体絶命でんじゃらすじーさん』に、こんなエピソードがありました。
自分が被害に遭ったことを盾にして、**「うるせー!オレは被害者様だぞ!被害者様は何をしたって許されるんだ!!」**と理不尽に大暴れするキャラクターが登場します。
それに対して、主人公のじーさんが真顔で言い放ったセリフが、大人になった今でも胸にぶ刺さるんです。
「おまえがかわいそうなのは認めよう!だがな、かわいそうな奴が何をしてもいいって決まりは、この世のどこにもねーんだよ!!」
これ、現代社会のあらゆる「免罪符ビジネス」の本質を突きすぎていませんか?
「かわいそう(弱者)」と「正しい(強者)」は、決してイコールではないのです。
2. 「弱者の看板」を振りかざす人の切ない共通点
では、なぜ彼らは立場が変わった途端に、仕返しや逆恨みのような自由(特権)を振りかざして周囲を攻撃し始めるのでしょうか。
その最大の共通点を深掘りしていくと、ある悲しいキーワードに突き当たります。
それは、彼らの多くが**「四面楚歌(しめんそか)な人生」**を送ってきた、ということです。
常に孤立無援で生きてきた人たち
長い間、誰からも助けてもらえず、むしろ理不尽に虐げられたり、我慢を強いられたりしてきた歴史(ルサンチマン)がある。周囲が全員敵に見えるような「四面楚歌」の環境で、ずっと心を擦り減らしてきた人たちです。
そんな彼らが、ある日突然「高齢者」「妊婦」「被害者」という、**社会的に『絶対に攻撃してはいけないとされる最強の盾』**を手に入れたらどうなるでしょうか。
彼らにとってその盾は、人生で初めて手にした**「他者を合法的に殴れる武器」**に変貌してしまうのです。
「今まで誰も私を大切にしてくれなかった。だったら、この武器を使って世界に復讐してやる。お前らも私が味わった苦しみを味わえ!」
電車の席一つ譲らせるにしても、普通に頼めばいいものを、わざわざ「どきな!」と威圧的になるのは、彼らの心の中が今も「敵だらけの戦場(四面楚歌)」だからなのです。
3. 「心の中のじーさん」を召喚して自分を守ろう
過去にどんなに四面楚歌でかわいそうな人生を送ってきたとしても、**「だからといって、関係のない目の前の私を巻き込んで、過去の復讐の道具にしていいわけがない」**ですよね。
彼らは心の中の戦場から抜け出せず、今も一人で戦っています。そこに私たちが付き合って、わざわざ「敵役」になってあげる必要は1ミリもありません。
もし、あなたの目の前に「被害者様」が現れて理不尽に牙をむいてきたら、心の中でそっと、でんじゃらすじーさんを召喚してください。
「あなたが大変なのは(かわいそうなのは)認めましょう。でも、だからって私を攻撃していい理由にはならないんですよ」
そう心の中でピシャリとシャッターを下ろし、一段高いところから「あぁ、寂しい人生を歩んできたんだな」と見下ろして、すーっと距離を置く。
まともに相手の毒を喰らわず、自分の大切なメンタルを最優先で守る。これこそが、現代のギスギスした社会を賢く生き抜くための、最高にスマートな自己防衛策です。
みなさんの心の中に、いつでも最強のバリア(白い巨躯や、じーさんのツッコミ)を持っておいてくださいね。
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