Photo by
keiko0131
おやつはカールだった気がする
最近悩んでいることがある。
鏡を見ながらため息をつく。
ほうれい線…のところに、出来物がある。
小さなプツッとしたものが複数。
それが赤くなっている。
「熊五郎…」
鏡にうつる私は、どうみても熊五郎だ。
しかし、この熊五郎が誰にも伝わらない。
娘に、「お母さん熊五郎みたいよね?」と聞いても、「熊五郎さん?誰それ?」
夫が仕事に出る前にも聞いてみる。
「私、熊五郎じゃない?」
「熊五郎?ははっ。いってきます」
サッとキスして出て行った。
肯定なのか、否定なのか、私は熊五郎なのか。
手の甲で唇をゴシゴシ擦り、
熊五郎はとぼとぼ山に帰ったのじゃった。
ここまで、書いてから、
私はある欲望に取り憑かれている。
色んな方が使っている、あのタグを使ってみたい。だって、熊五郎を書いているのだから。
本当は熊五郎撲滅のために、あーした、こーしたを書きたかった。でも、あーもこーも手につかない。頭の中は、あのタグのことだけ。
そのタグは、雨上がりの白い朝の気配を感じる。
煙に撒くようでもあるし、主題を問われている気持ちにもなる。
もしくは、おとなしく笑っておけばいいのかもしれない。
こっそりと使ってもよいだろうか。
…ところで、私の悩みは何でした?

