Photo by
ia19200102
【リレー小説】第七話:謎深まる誕生日パーティー
またまたsuさんが拾ってくださいました!
suさん、有難うございます!
謎深まる第七話。ご堪能あれ。
そして、続きをまた、心優しきお方、
拾ってくださいませ。
第七話。
この街に住む者で、東家を知らぬ者はいない。
俺の職場も、東グループの傘下だ。
サトルは、その名家の一人息子だった。
見た目どおり、穏やかで人当たりのいい奴。
誰にでも分け隔てなく接して、笑う時はいつも眩しいほどだった。
俺は、そんなサトルの親友だった——はずだ。
……そこまでは、はっきり思い出せる。
けれど、中学に上がってからのサトルの記憶が、まるごと抜け落ちている。
ズキン、と頭が痛んだ。
サトルを思い出そうとするたび、痛みは増していく。
まるでトンカチで殴られているみたいに。
ズキン、ズキン……
あれ……?
——ズキン、ズキン、ズキン。
断片的にだけど、少しずつ映像が蘇る。
誕生日パーティー。
西尾と明日香、そして俺。
サトルも笑っていた……はずだった。
いや、違う。
サトル——どこにいた?
ズキンッ!
視界がぐらりと揺れて、世界が暗転する。
遠のく意識の中、誰かの声が聞こえた。
「消しゴム、使おう? もう使うしかないよ…」
それは明日香の声だった。
