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【第53弾】しその香りを耕す──庭と台所にある夏の恵み 🌿☔


雨の日の、しそ 🌧️

庭に植えている青じそ。
今日は朝から夏の雨が降っていた。蒸し暑さは残るものの、真夏の厳しい日差しがやわらぐ、少しだけほっとできる朝だった。

そんな中、庭の隅に目をやると、しその葉がよく茂っていた。
摘んだしその葉は、そのまま台所に持っていって使う。
しょうゆ漬けにしたり、冷奴に添えたり。
食卓を引き締めてくれる、ちょっとした香りのアクセントだ。

梅干しを漬ける季節になると、紫のしそも登場する。
それは昔から母の仕事で、自分は横から見ているだけ。
でも、しそと梅の香りが台所に広がるあの感じは、今も変わらず記憶に残っている。

青じそ(2025年7月18日・九州)
暑さが続く中で迎えた雨の日。
しそは静かに葉を広げていた。

青じその“たくましさ” 🌿

青じそは、シソ科の一年草で、日本の食卓ではおなじみの存在だ。
細かく刻むと独特の香りが立ち、薬味や漬物、和え物などに使いやすい。

そして何より、育てやすい。
種をまけばぐんぐん育ち、半日陰やプランター、コンクリートのすき間からでも芽を出す。強い植物だと思う。

しそは基本的に種から育つ。
一度育てると、翌年にはこぼれ種から自然に芽が出て、勝手に広がっていく。
最初はここに植えたつもりが、いつの間にか全然違う場所で育っていた──そんなこともよくある。

でもそれが、ちょっとおもしろい。
去年の落としものが、今年また芽を出しているような感覚になる。


香りが、暮らしにとけていく 🍃

しそは料理の主役ではないかもしれないが、あると便利で、あると嬉しい存在だ。
しょうゆ漬けにしておけば、白ごはんがしっかりうまい。忙しい朝にも重宝する。

梅干しを食べるとき、横に添えてあるしそ。
あれがまた、地味にうまい。梅とは違う香りと味がふわっと広がって、意外と記憶に残る。

台所の中で何気なく使っているしそが、実は庭の片隅で育っていたりする。
そのつながりに気づくと、暮らしが少しだけ豊かになった気がする。


育つものには、通じるものがある 🌱

しそは、ほんの数株でも年を追うごとに広がっていく。
落ちた種がまた芽を出し、またその次の年にも育つ。育てるという行為には、どこか投資にも通じるものがある。

ここでいう投資とは、時間をかけて積み上げていく“長期のつみたて”のようなものだ。

筋トレも似ている。
短期間では目に見える変化は出にくいけれど、月単位・年単位で取り組めば、体は確実に変わっていく。
食事を見直し、続けて鍛える。その積み重ねが、自分の輪郭を形づくっていく。

しそも、資産も、体も──形は違えど、どれも「育てていくこと」が共通している。
すぐに結果を求めず、日々少しずつ耕していくような感覚が、暮らしの中にはあると思う。

※なお、投資に関する表現はあくまでイメージです。
実際の判断はご自身の責任において、無理のない範囲で考えていただけたらと思います。


⚠️ ご注意:この記事で扱う畑や植物の話について

なお、本記事はあくまで個人の経験と感想に基づいたものです。
🛠️ 扱う道具や作業方法にはそれぞれ注意点があり、
📍地域や環境によって適切な方法も異なります。
⚠️ 実施の際は、必ずご自身の判断と責任のもと、安全に行ってください。


畑も、身体も、投資も──耕し続ける生き方を。
焰耕 蓮士

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