【第38弾】スクワットを耕す──10年ぶりのフォーム改革🦵🏽🛡️
膝を出すな──そう教わった、あの頃 🔁
高校時代、スクワットを習ったときに、最初に言われた言葉。
「膝はつま先より前に出すな」
当時の自分はその教えを信じて、フォームを守ってきた。
今思えば、必ずしも万人に合うとは限らないのに、正解だと思い込んでいた。
そして、知識は常にアップデートが必要だと、あらためて痛感した。
もちろん、理学療法士として患者様に指導するときは、そんな“決めつけ”はしない。
一人ひとりの身体の特性や状態に合わせて、その人にとって最適な動き方や運動方法を提案してきた。
「膝を前に出すか出さないか」ではなく、どの動きが安全で効率的かを見極めるのが仕事だ。
でも──
なぜか、自分自身のトレーニングでは、その考えを適用できていなかった。
頭ではわかっていたのに、身体が覚えていた「昔のフォーム」を、ずっと手放せずにいた。
きっかけは、後輩の理学療法士 🔍
ある日、後輩の優秀な理学療法士にフォームを見てもらった。
そのとき言われたひとことが、自分の中で引っかかった。
「膝を無理に出さないようにしてるぶん、腰にかかってますね」
それは、自分では気づけなかった“代償動作”だった。
膝を守ろうとするあまり、腰でバランスを取ってしまっていたのだ。
フォームを変える勇気、重量を落とす覚悟 🧘♂️
「膝を前に出すフォーム」には、正直、不安があった。
10年以上、避けてきた動き。身体が拒否するような感覚すらあった。
でも、信頼できるアドバイスを信じて、まずは重量を落とし、フォームを見直すことに決めた。
新しい感覚、スクワットの本来の“効き” ✨
フォームを変えてみて、まず驚いたのが──
腰がとても楽になったこと。
そして、
脚にかかる負荷が明らかに変わった。
今までよりも、しっかり「効いている」実感があった。
ようやくスクワットという種目の、本質に触れたような気がした。
パッドを使うという選択──自分にとっての最適解 🧱
スクワットのとき、自分は“バーにパッド”を使っている。
高重量を、パッドなしでしっかりと担がれている方々の姿──
あれは本当にかっこいいと思う。
あの堂々としたフォームに、素直に憧れている。
だからこそ、自分も何度も試した。
でも、脚よりも担ぐ部分が痛くて集中できず、うまくいかなかった。
それ以来、迷わずパッドを使っている。
安定して担げる
首や肩への負担が減る
結果として、スクワットの動作そのものに集中できる
それぞれのスタイルやこだわりには、その人なりの理由がある。
だからこそ、自分に合ったやり方で向き合い続けることが、今の自分にとっての“強さ”だ。
本音を言えば、パッドなしで高重量を扱える方々には、今も深く尊敬と憧れの気持ちを持っている。
でも、自分は自分の身体で、今できるやり方で向き合っていく。
その姿勢を持ち続けることが、自分なりの“誠実さ”だと思っている。
間違い探し──あなたは気づけるか?🧐

いまのフォーム、安全に見える?
でも、よく見ると大きな落とし穴が一つ。
スクワットラックには本来、“あるべきもの”が両側に揃っていなければならない。
もし足元がぐらついたら? しゃがんだときに潰れたら?
命綱になるのが“セーフティバー”だ。
左右の高さ、向き、そしてそもそも“あるかどうか”。
当たり前の安全こそ、最初に見直すべきトレーニングギア。
見直すことで、またスクワットが好きになる 🌱
フォームを変えたことで、
「スクワットは腰にくるから嫌だ」という気持ちが、少しずつ消えていった。
そして何より、昔習ったことが“全部間違い”だとは、まったく思っていない。
当時の自分にとって、それは「正解」だったし、
その積み重ねがあったからこそ、いまの身体がある。
ただ、経験を重ねた今だからこそ、もっと自分に合った形があると気づけた。
スクワットに、もう一度ちゃんと向き合えたこと。
その変化こそが、いまの自分にとっての“成長”だったと思う。
ご注意ください ⚠️
本記事は、筆者自身の体験や考え方をもとに記載したものであり、
特定のトレーニング方法や実践を推奨するものではありません。
💡 身体の特性や状況に応じて、最適な方法は人それぞれ異なります。
🏋️♂️ 新しい動作や器具の使用は、無理のない範囲で安全に行ってください。
⚠️ すべての実践・判断は、ご自身の責任にてお願いいたします。
畑も、身体も、投資も──耕し続ける生き方を。
焰耕 蓮士
