帽子と志村さんの思い出
帽子が好きだ。夏は太陽から頭を守ってくれるし、冬は頭を温めてくれる。もちろんファッションアイテムとしても好きだ。なんならかぶらなくても、見るだけでも好きだ。だからお気に入りのハット類なんかは、自室に飾ってもいる(「見せる収納」的な)。
先日も、旅先の尾道の帽子屋さんで、帽子を買えないかと目論んでいた。ガイドブックで見た帽子が素敵だったからだ。結局、買えなかったが……。いつかリベンジしたい。
そんなわたしの帽子ライフにいちばん影響を与えた人物は、フジファブリックの志村正彦さんである。
最近、志村さんの日記集や、フロントマンだったころの書籍などを読み返していて、とても帽子が似合う人だったよなあと、改めて思い出すなどしていた。

志村さんといえば、特に晩年はハットやモフモフの帽子(正式名称は何だろう)やニット帽などを着こなして(かぶりこなして?)いた。それを見て、自分もいろんな帽子を被りたいと思っていた。音楽はもちろんなのだが、ひとりの人間としても、もっといろんな姿を見たかったと、今でもずっと思っている。
今でも忘れない、志村さんの急逝からほどなくして、わたしは大学生になった(年齢がバレるが、まあいいや)。
大学時代にはじめたアルバイトで少しながら自由なお金を得たわたしは、遅ればせながらかぶってみたかった帽子を少しづつ集めていくことになる。その際は、だいぶ志村さんを参考にさせてもらいました。特にハットとかモフモフの帽子とか。ありがとうございます。
当時手に入れた帽子の多くは、今でも現役であり、かぶらないときも、ときどきブラシをかけるなどして、大切にしている。
帽子と志村さんといえば、「頭が大きすぎて、ほとんどの帽子が入らない」という話を何度かしていたことを覚えている。パッと見だとものすごく大きい、という印象はないのだが、どれだけ大きかったのだとしても、帽子がよく似合っていたことは間違いない。
ときどき、帽子をかぶっているときに、「帽子が似合って良いね。自分は頭が大きいので似合わない」と言われるときがあった。わたしはそうは思わない。仮に似合わなかったとしても、とりあえず「頭の大きさ」が理由ではないと思う。根拠は志村さんである。
志村さんと彼の作った音楽はずっと大好きだが、個人的には、帽子というアイテムの楽しさについて教えてくれた人でもある(勝手に見て教わっただけですが)。
最近、当時のフジファブリックを聴き返しては感動している!ところだったので、ついつい少し語りたくなった。「音楽のことで語らなくて、すみません……。」という気持ちはあるが。
ところで、ここ最近ずっと金木犀の香りを待ち侘びていたが、これを書いている10月17日、やっと出会えた!今年も、名曲「赤黄色の金木犀」を聴きながら、香りを楽しんだ(毎年やっている気がする)。
帽子といえば、こちらのMVでも帽子をかぶっているかとをさん。かとをさんこそいつも帽子をかぶっていて、とても似合うのだが、自分には加藤スタイルは真似するのは難しい。これこそ、似合う似合わないの話になるかと思う。
月日は流れ、志村さんの年齢をとうに超えてしまい、フジファブリックも活動休止になってしまったが、音楽は聴き続けるし、帽子もかぶり続けます。
おわり
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