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【ちょっとひと息✨】 今日の小説タイム (74)│連載小説 「僕の彼女」 (ライトノベル)

■連載小説「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。

ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。

運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。

■前回まで


「僕は、ミステリーとかSFが好きかな。最近では、東野圭吾の『容疑者Xの献身』が面白かった」

「私も! 東野圭吾作品、大好き! 『容疑者Xの献身』、私も読んだよ。石神の切ない愛に涙が止まらなかった」

やっちゃんは、目を輝かせた。


「僕も! あのラストは本当に衝撃的だったよね。
じゃ、湊かなえ作品は読んだことある?」

「『告白』とか?」

「そうそう。『告白』も読んだよ。あれも、人間の闇を描いてて、すごく深い作品だよね」


「だね。湊かなえ作品も全部読んだよ。『夜行観覧車』とか『リバース』も面白かったよね」

僕とやっちゃんは、読書の話題でひたすら盛り上がった。今まで、読書の話でこんなに盛り上がったことはなかったので、僕はすごく嬉しかった。


それから僕は、やっちゃんと毎日のように話すようになった。

読書のこと、好きな食べ物のこと、クラスのこと。
やっちゃんと話す時間が僕にとって特別な時間になっていた。


(やっちゃんは、僕の数少ない理解者なのかもしれない)

僕は、二人の関係がこれからどうなっていくのか、少し不安でもあり、楽しみでもあった。


■第1話: 「やっちゃんとの出会い」 (23)

やっちゃんとの出会いから1ヶ月。僕とやっちゃんの仲は、驚くほど急速に深まった。

「趣味が合う」とか、「笑いのつぼが一緒だ」とかいうのもあるのだけれど、
彼女は意外とサバサバした性格で、それが女慣れしていない僕にとって、この上なく心地良かったのだ。

今日の小説タイムの3つの楽しみ方
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