【ちょっとひと息✨】今日の小説タイム(38)│#短編小説「卒業」
■前回まで

そして、受験本番。まず、1月にセンター試験があった。
僕は私立一本だったので、センター試験は受けなかった。
美咲ちゃんは、洋子の話によると、第一志望の大学のボーダーラインをはるかに超える得点だったようだ。
その大学はセンター試験の配分が大きかったので、合格はほぼ間違いないと思った。
そして、2月。第一志望の私立大学の試験があった。僕は3科目中、2科目を終えた時点で、合格を確信した。
でも、美咲ちゃんのほうは、全く歯が立たなかったようだ。
3月1日。今日は、高校の卒業式。
僕はもう一度、美咲ちゃんに想いを伝えたかった。
■短編小説「卒業」(30)
式を終え、最後の別れを惜しむクラスメイトたち。
洋子と美咲ちゃんも、笑顔で高校生活の思い出を語り合っていた。
