【ちょっとひと息✨】 今日の小説タイム (69)│連載小説 「僕の彼女」 (ライトノベル)
■連載小説「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
■前回まで
僕は、何も言い返せなかった。
「別に、恥ずかしがることないじゃん」「私も、好きな人いるから」
やっちゃんは、そう言って微笑んだ。
「え? 好きな人いるの?」
「うん」
やっちゃんは、照れたように笑った。
その表情には、年相応の女の子らしさが溢れていた。
「誰?」
「それは、ヒミツ」
「私、本が好きな人が好きなの」
僕は、やっちゃんの積極的な話の展開に少し驚いた。
「そうなんだ?」
「うん。浅野君、本好きでしょ?」
「え?」
僕は、動揺して声が裏返ってしまった。
「僕?」
「うん」
やっちゃんは、少しはにかみながら頷いた。
「浅野君は、どんな本が好きなの?」
■第1話: 「やっちゃんとの出会い」 (18)
「僕は、ミステリーとかSFが好きかな。最近では、東野圭吾の『容疑者Xの献身』が面白かった」
「私も! 東野圭吾作品、大好き! 『容疑者Xの献身』、私も読んだよ。石神の切ない愛に涙が止まらなかった」
やっちゃんは、目を輝かせた。
今日の小説タイムの3つの楽しみ方
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