【ちょっとひと息✨】 今日の小説タイム (111)│連載小説 「僕の彼女」:第4話「公民館での密会」 (ライトノベル)
■連載小説 「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
■前回まで
主人公は、過去のトラウマを抱えた女子高生だ。
本を読み進めるうちに、僕は、主人公とやっちゃんを重ね合わせていた。
(もし、やっちゃんが何か過去のトラウマを抱えていたとしたら、今の状況は大丈夫なのだろうか?)
ふと、そんな考えが頭をよぎった。
(まさか。そんなドラマみたいな話、あるわけないよな)
僕は、自分で自分にツッコミを入れながら、苦笑いを浮かべた。
(ホントについてないよな)
その後は、僕は黙々と本を読み進め、その日のうちに完読してしまった。
僕はそろそろ帰ろうと思い、ふと玄関ホールのほうに目を遣った。
そこには、なんと、やっちゃんと見知らぬ男性が楽しそうに話している姿があった。
(第4話につづく)
■第4話: 「公民館での密会」 (1)
いぬじゅんの「この恋が、かなうなら」を読み終え、僕はそろそろ帰ろうと思った。
ふと、玄関ホールのほうに目を遣ると、そこにはなんと、やっちゃんと見知らぬ男性が楽しそうに話している姿があった。
僕は、いけないことだと思いつつ、その男のことをじっくりと観察した。
(デカい!180センチはあるな。)
(僕よりは年上だから、大学生かな?)
(スポーツ系?)
(でも、何となく、優しそうな人だ。)
僕は、テラスの手すりのところまで行って、夢中で男を観察していた。
その時、やっちゃんがチラッとこちらのほうを見たような気がした。
(ヤバい...)
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