あの男・・・。今日の小説タイム☕(126)│2026.6.29更新
がんばるあなたに、ちょっとひと息✨
今日の小説タイム、スタート☕
■連載小説 「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
■前回まで
その日の夕方、僕は早速、やっちゃんのお見舞いに行くことにした。
僕は、やっちゃんが好きな桃のゼリーとスナック菓子を買って、病院に向かった。
やっちゃんが入院している病院は、市内の外れのほうにあって、自転車でも30分以上かかった。
病院に着くと、僕はけっこう汗をかいていて、呼吸も少し乱れていた。
そこで、僕は、病院のエントランスでひと休みしてから、お見舞いに行くことにした。
エントランスのソファーに座って、「やっちゃんと何を話そうかな」と考えていると、視界の左側に見覚えのある人物が入ってきた。
■第6話: 「あの男」 (2)
「あの男?」
僕が視線を向けると、その男は、ちょうど玄関の自動ドアから外へ出て行くところだった。
その後ろ姿は、間違いなく図書館でやっちゃんと一緒にいた男だった。
(何であの男がここにいるんだ?)
僕は、また心の中がざわついてきた。
(やっちゃんに聞いてみよう)
僕は、急いで病室に向かうことにした。
病室に着くと、やっちゃんは一瞬驚いた顔をした。
そして、
「久しぶり!わざわざ来てくれたの?」
と言って、本当に嬉しそうに笑った。



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