病院に向かったタケシが目にしたものは・・・今日の小説タイム☕(125)│2026.6.25更新
がんばるあなたに、ちょっとひと息✨
今日の小説タイム、スタート☕
■連載小説 「僕の彼女」

高校2年生の浅野タケシは、クラスで浮いた存在。彼がひそかに思いを寄せるのは、クラスの誰もが憧れる「キョウちゃん」こと、坂本京香だ。
ところが・・・
ある日、タケシは、同じくクラスで浮いた存在の内田靖子、通称「やっちゃん」と読書の話題で意気投合。
運命の人、やっちゃんとの出会いは、タケシの日常を大きく変えていく。
■前回まで
「えっ?」
僕は驚いて、また声が裏返ってしまった。
「どうしてですか?」
「浅野君に、お見舞いに行ってほしいんだ」
と、先生は真面目な顔で答えた。
やっちゃんは僕と話すようになってから、クラスの女子とも少しずつ話すようになっていた。
でも、お見舞いに行くとなると、まだハードルが高いような気がする。
僕は悩んだ末、「わかりました」
と、先生に答えた。
こうして僕は、やっちゃんのお見舞いに行くことになった。
そして、それはさらなる事件の幕開けでもあった。
(第6話につづく)
■第6話: 「あの男」 (1)
その日の夕方、僕は早速、やっちゃんのお見舞いに行くことにした。
僕は、やっちゃんが好きな桃のゼリーとスナック菓子を買って、病院に向かった。
やっちゃんが入院している病院は、市内の外れのほうにあって、自転車でも30分以上かかった。
病院に着くと、僕はけっこう汗をかいていて、呼吸も少し乱れていた。
そこで、僕は、病院のエントランスでひと休みしてから、お見舞いに行くことにした。
エントランスのソファーに座って、「やっちゃんと何を話そうかな」と考えていると、視界の左側に見覚えのある人物が入ってきた。

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