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孤島で猫と雨宿り

散々散歩 モチベ

リゾートバイト シーズン2

石垣島編 48

仕事のモチベーション

全てはそこに帰結する。

リゾートバイトで石垣島。

ホテルの調理補助
時給1,250円
寮費は家賃・光熱費含めて月に1万円

当初から私は私がこっちに居る間に妻と娘に来て欲しいと願っていた。

旅行らしい旅行もしたことのない家族だけに。
父親らしいこと何一つなだけに。

稼いだお金で家族を呼ぶ。

私のモチベは全てそれに帰結していた。

家族と竹富島に行こう!

暢気に浜辺を歩こう!

娘に石垣島を体験させたい!

私の妄想は膨らんでいた。

何度も私の希望は伝えてあった。

そして今回妻から決定的な返事が来た。

"行きません"

たった一言。

私はぐらついた。

自分でも驚いた。

膝に来た。

私の勝手な妄想が脆くも崩れた。

勝手な妄想だったと気付かされた。

どんだけ甘かったかつくづく思い知らされた。

妻との関係は最早修復不可能と身体で理解出来た。

去年の夏から秋にかけての北海道・知床。
そして今年の頭からの沖縄・石垣島。

どうやら私は妻、並びに娘との生活から離脱する予行演習をしていたようだ。

私自身にそのつもりはなかったが結果的にそうなってしまったようだ。

今までのことは今までここととして今後は働いてなんとか生活を楽にしようと思っていたのだが。

いやはや因果なことだ。

先月のこと。

私は遂に家族に送金した。

30万円を八重山郵便局から送った。

7年振りの送金だった。

この7年もの間、妻はどんな思いでやりくりしていたのか。

私の放蕩にどんな想いを抱いていたのか。

好き勝手やってきた報いがここいらで噴出したということだ。

なるほど。

それは仕方ない。
自業自得というやつか。

妻は私と同じ空気を吸うことさえ寒気がするのだろう。

願わくば帰ってきて欲しくないのだろう。

離婚かぁ、、。

12時間立ちっぱなしの仕事帰り、バスのシートに座った瞬間その2文字がよぎった。

よぎったと同時に2人の娘の顔が思い出された。

生まれた頃から順を追って成長する姿が表れては消えた。

確かにもう父親など必要としてないのかもしれない。

けどなぁ、、。

暴風域に入って日付が変わった。

真横に傾げるヤシの枝葉。

いつもより20分早く家を出て仕事場まで歩いた。

傘など要らない!

横殴りの雨に傘は意味を成さないことは前回の台風で知っていた。

案の定ずぶ濡れになって到着。

これから仕事だというのにやたらと疲労を感じた。

出社カードを通した瞬間だった。

前回程ではないにせよ膝がガクンときた。

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