地下アイドルを好きになって、「比較すること」の怖さを知った
地下アイドルの現場には、比較があふれている。
チェキの枚数。
ライブに通う回数。
最前に入れたかどうか。
SNSの反応。
気づけば、誰かと自分を比べてしまう。
最初は純粋にライブを楽しんでいたはずなのに、「あの人は毎回来ている」「今日はあの人の方が長く話していた」と考えるようになることもある。
でも、それを続けていると、推し活はどんどん苦しくなる。
比べる相手は、いつも自分より上がいるからだ。
時間がある人もいる。
お金を使える人もいる。
遠征できる人もいる。
その人たちと同じことをしようとしても、きっと疲れてしまう。
あるとき思った。
推しは、「一番お金を使った人」を楽しませるためだけに活動しているわけじゃない。
ライブを見て笑ってくれる人も、たまに会いに来る人も、みんなファンだ。
だから、自分の推し活まで誰かの基準に合わせる必要はない。
地下アイドルは競技じゃない。
順位もなければ、優勝もない。
あるのは、「今日のライブが楽しかった」と思えるかどうかだけだ。
周りを見れば見るほど、楽しさは減っていく。
ステージを見れば見るほど、楽しさは増えていく。
地下アイドルを好きになって、自分が一番学んだのはそこだった。
推し活は、人と比べるものじゃない。
昨日の自分より、今日のライブを楽しめたか。
それだけで十分なんだと思う。
