「推しが卒業したら終わり」と思っていた
地下アイドルを好きになった頃、自分は「推しが卒業したら、この趣味も終わるんだろうな」と思っていた。
応援しているのは、その人だから。
その人がいなくなれば、現場へ行く理由もなくなる。
そう考えていた。
でも、いろいろな現場を見ていると、少し違うことに気づいた。
推しが卒業して現場を離れる人もいる。
新しい推しを見つける人もいる。
グループをそのまま応援し続ける人もいる。
どれも間違いではない。
応援の形が変わっただけだ。
地下アイドルは、変化が多い世界だ。
メンバーが加入することもあれば、卒業することもある。
昨日まで当たり前だった景色が、明日には変わっていることも珍しくない。
だからこそ、「今」を大切にしようと思える。
会えるときに会う。
伝えられるときに伝える。
後悔しないように応援する。
そんな気持ちで現場へ行くようになった。
推しが卒業する日は、いつか必ず来る。
でも、それまで一緒に過ごした時間がなくなるわけじゃない。
ライブで笑ったことも、チェキで話したことも、その日に感じた気持ちも、全部自分の思い出として残る。
だから今は、「卒業するから応援する意味がない」とは思わない。
終わりがあるからこそ、その時間には価値がある。
地下アイドルを好きになって、一番大切にするようになったのは、「いつか」ではなく「今日」なのかもしれない。
