【閑話休題】UMAREX Glock42のチャンバー周りを手直ししよう('26/07/15改訂)
…M&P9Lで色々あり過ぎたので、ちょっと小ネタをもそもそと書いてみる(念の為に言っておきますが、ドットサイト自体に問題はないです)
皆様ご存知の通り、UMAREX(VFC)に限らずですが、大半の海外GBBハンドガン(主に台湾、香港製造)の内部機構、ぶっちゃけ言ってしまえば
マルイGBBのおパ○リ構造
でs

…でも実はこれ、ものは考えようで
「マルイ純正部品 or カスタムパーツで改良可能では?」
とも解釈出来るのです。(以前書いた記事にあるマガジン放出バルブ、ガスルートパッキン交換もその発想から来ています)
今回はそんなコピー構造を逆手に使って、お手軽に海外製GBBのメンテナンス兼アップグレードを行いたいと思います。
【1.チャンバーパッキンを交換しよう】
海外GBBハンドガンは日本と違い、規制の違いから高圧ガスを使うのが一般的な様で、かなりガッチガチに硬いです。よくカスタムパーツ表記にある硬度の数値で言えば、だいたい70かそれより上くらいとかなりガッチガチさです。(マルイ純正VSR系パッキンが硬度約45~55位)
これだとボルトアクションライフルならいざ知らず、GBBの様な動作にガスを半分以上食われるような機構を持ってるエアガンで、日本基準のガスで飛ばす(特に今、マルイが推し進めてるノンフロンパワー等)には硬過ぎると思われますので、硬度50~60のチャンバーパッキンへ交換します。
『交換手順』
①チャンバーの分解
軽くチャンバーを後方に引いた状態でチャンバー前側のネジを外し、その後にアウターバレルに引っかけてあるショートリコイル動作補助のスプリングを飛ばさない様に外します
それが終わったらもう片方のネジも外し、チャンバーを左右に分割します(戻す時はこの逆手順ですが、チャンバーユニット側にショートリコイル補助スプリングを引っ掛ける場所がほぼ無く、戻すのに苦労しますので要注意)

②チャンバーパッキン交換
基本的にVSR系ならどれも問題無く付きますので、用途と予算に応じて交換するのがよいです。但し適当に保管して長持ちさせたい場合は出来るだけニトリルを使用し、特にシリコン系ゴムは避けましょう。
理由としてはGBBは動作潤滑にオイルをよく使用しますが、特にシリコン系ゴムは材質の特性上、油の水分・油分を吸って膨張してしまう為です。
全て調べると割と沼だったので、大雑把に工業関係でゴムとオイル特性と対応一覧を探してみましたので、興味ある方は個々に確認してみてください(リンクを張った筆者自身、全て確認するのすごく大変では…?という感)
筆者はだいたいコストと性能の兼ね合いからPDIかKM企画を使用(以前は前者、本文改訂時の今だと後者)しており、今回はたまたまストックがあったのでPDI Wホールドの硬度50を装着しています


選択基準は調達コストに加え、その銃でホップの突起がしっかり出るか出ないかや、命中精度等が挙げられます
筆者の感覚やショップで聞いたところだと、だいたい下記の感じですが調達・装着は自己責任にてお願いします
『メーカー6社比較』
1.東京マルイ純正
メリット:最も基準となるド安定な品。調達価格はかなり安い(本体450円なので送料込600円前後)ので、面押し加工等、パッキン自体のカスタムベースにもしやすい。
デメリット:入手性はすこぶる悪い
カスタムパーツを常時置くような店舗すらなかなか入荷されず棚に出ない(マルイがショップへの保守部品供給を渋っている節がある模様)上、個人注文も令和の世である今現在でも、電話在庫確認 → メーカーへ郵便為替送付かつ受付順番待ちのみである為、「最低でも」到着まで一月は見ないといけない。(普通郵便が土日祝夜間配送・仕分けを廃止した為)
2.PDI
メリット:マルイ純正の次に良コスパ(1k超えない)、命中精度もそれなり。可もなく不可もなくとも言える
デメリット:メーカーが民事再生中なので流通が不安定(但し入る時はドサッと入荷する)、パッキン外周にリブがあるのと全体的に若干厚めに出来てるので装着出来る銃を選ぶ点。GBBハンドガンのホップテンションバーではホップが掛かりにくいので遠距離射用には不向き?かもしれない。
3.メイプルリーフ
メリット:性能はそれなりに良く、各種セッティングに対応出来るシリーズと種類・材質の多さを誇る
デメリット:耐久性は低めでこまめに交換出来る人向け、銃によっては相性がそれなりにあり、回転防止用リブが無いシリーズもあるのでセッティングには慣れが必要。価格は若干お高め。

4.宮川ゴム
メリット:価格はマルイ純正の次に良コスパ(1個が1k超えない)、命中精度もそれなりによい、回転防止用リブが無いので海外GBBには無加工・もしくは角を少し落とすだけで転用しやすい。またホップ窓の違いや素材等、種類の多さも特徴。
デメリット:回転防止用リブが無いのでセッティングには慣れが必要、ホップ調整がシビア、2個1セットなので1丁しか持ってない人にはコストが高め。(耐久性もマルイ純正や他社品より低いとの噂もあり)
5.ライラクス
メリット:一般的な紫は未所持未使用の為、評価不能
デメリット:「赤は絶対に使うな(血涙)」
硬過ぎてGBBガンのガス放出量では必ず詰まる。それ故にショップによっては取扱い自体を止めた程のトラブルメーカー。(筆者も知らない頃に買って組み込んだら百発百中で弾が詰まりました… orz メーカーはハンドガンでも使える!と誇らしげにリストを作ってますが、実際にはVSR等ボルトアクションオンリー用途向け)
6.ファイアフライ(うましかシリーズ)
メリット:未所持未使用の為に評価不能。ただ性能は聞き及ぶ範囲では悪くないらしく、一定数の愛好家がいる模様。
デメリット:割高なコスト(6社の中では一番高コスト。実売価格が2k前後する)、手描き図解の説明書に対する要読解力(ここの全製品に共通する問題)、問合せ窓口の案内記載が無いので何かあればショップ経由で問合せしか出来ないという点。


7.KM企画(Vカットチャンバーパッキン)
メリット:安定した性能(衝撃によるホップ位置ずれがあまり起きにくい、銃を問わない(某店ではカスタム時に必ず当商品を入れているとの話)、安定した在庫・流通状況等
デメリット:価格が少々お高め、オイルを直接吹きかけてしまった場合の時にどうなるか不明(ウレタン系は総じて水分には弱い模様なので)
(これは標準に近い硬度55ですが、硬度45・55・65の三製品があります)
【2.ホップ調整ダイヤルを交換しよう】
これもストレートに言うとマルイGlock 17 Gen.3のデッドコピーです
何ならホップレバーもほぼ同じくM1911/Glock Gen.3用デッドコピーです

ただしこちらは台湾製造という事もあってなのか、かなり頑丈な作りとなってますので素材劣化で反ってしまった、またはホップ突起を押す位置が違う等の様な事でも無い限りはそのままで良いと思います。今回は素材が硬そうである事に加え、ほんの微妙に押し位置も異なってる様に見えた為、そのまま利用しています。

左は厚みからいって簡単には曲がらなさそう
なお、今回ホップダイヤルは価格の安さと入手のしやすさからGlock Gen.3用のTYPE-Bを使用しました(メイプルリーフの金属製もありますのでそこは個々の好みで)
○取付方法
上記1番でホップパッキン交換時にチャンバーを左右分割していますが、その際に露出したダイヤルを差替え交換するだけです。ポン付けで削り等の調整はほぼ必要ありません
(引っ掛かる場合、だいたい裏面の射出用ゲートのバリが原因なのでそこを軽くリューターかデザインナイフで削るだけです)何しろ、
全 く サ イ ズ が 同 じ
なんですから




ある程度は外見から予想してましたが、正直言って直径と幅の寸法まで完全に同じとは思いませんでした(苦笑)

…という訳でバッチリ、シンデレラフィットですよ(違うそうじゃない


さすがにインナーバレルは専用品が無いし、既存品の一番短いものですら先端から飛び出してしまう為、誰かカスタム品があるなら教えてください。(ただ、7㎝もないバレルを交換したところでどの程度の効果があるのか…という感はあります)
次回はM&P9Lドットサイトの続きをしたいと思います
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こんな記事でも面白いと思った酔狂な方!筆者は聖人とは程遠いのでチップをください。(どストレート) 今後の部品・消耗品代や温泉代になって筆者の活力になります(たぶん)