「“会社のルール”って、誰のため?」〜守らせるためじゃなく、動きやすくするために〜
「それ、ルールなんで」
「決まってることなので従ってください」
──管理部門から、こんなフレーズが出ていませんか?
間違ってはいないけれど、
そのルール、誰のためのものでしょう?
■ ルールが“目的”になっていないか?
本来、ルールとは“手段”です。
目的は、組織が健全に、スムーズに動くこと。
でもいつの間にか、「ルールを守らせること」自体が目的になってしまうと、
社員にとってはただの「縛り」になってしまいます。
■ ありがちな“窮屈ルール”
稟議に4段階の承認が必要
勤怠の修正は紙の申請が必須
ちょっとした備品購入も事前申請
もちろん不正やトラブルを防ぐために必要な面もありますが、
現場のスピード感や手間とのバランスが取れていなければ、逆に生産性を下げてしまいます。
■ ルールの本質は「支援」
管理部門がつくるべきは、
“守らせる仕組み”ではなく、“守りたくなる設計”。
なぜ必要なのか、背景まで共有する
面倒くささを減らす工夫を加える
守ることで得られるメリットも提示する
**「ルールを守る」ではなく「ルールが助けてくれる」**状態が理想です。
■ フェーズによって、ルールも変わっていい
会社が変われば、必要なルールも変わります。
人数が増えて、口頭では回らなくなった
経営リスクが高まり、統制が求められるようになった
IPO準備でガバナンスが厳しくなった
逆に言えば、スタートアップフェーズでは“柔らかい運用”もアリです。
フェーズと現実に合わせて、ルールの“設計と更新”ができることが、
管理部門の腕の見せ所です。
おわりに
「このルール、誰のため?」
そう問い直すだけで、管理部門のスタンスは大きく変わります。
ルールを通じて、社員を動きやすくする。
その発想こそが、“頼られる管理部門”をつくります。
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