見出し画像

“働きながら介護する時代”に、ケアマネができること──全国大会で考えた支援の形

日本介護支援専門員協会の20周年記念全国大会に参加しました。
2025年11月1日~11月2日の2日間、東京国際フォーラムで開催されました。

今回は、大会に参加したレポートを書きます。
1日目は都合により参加できず。
2日目の分科会についてまとめました。

会場の東京国際フォーラム

ケアマネの資格を取得して12年になりますが、初めての参加です。


参加したきっかけ

今回参加してみようと思ったのは
2日目の分科会「家族(等への)支援等(仕事と介護の両立支援)」のテーマに興味があるからです。

ケアマネとして関わる中で、仕事をしながら介護(子育てもしながらということもあります)されている方が多いです。
一昔前のように、専業主婦の嫁が介護をしているというケースは減っていると感じます。
ほぼ、みなさん働きながら介護する人(ワーキングケアラー)です。

仕事と介護。
とても大変です。

ケアマネとして関わる中で、
介護のために仕事に行けなくなってしまう人。
抱え込んで、メンタルを崩してしまう人。

こうしたことは、実際にあるのです。
そして、これが虐待に発展するリスクにもなります。

でも、介護は
「家族の問題」として、なかなか他の人にも相談がしにくい。

介護は、家族だけで解決できるものでなく、社会の問題だと思います。

仕事と介護の両立、介護者の孤立を防ぐための社会支援の方法について
学びたく参加することにしました。

大会1日目。都合により参加できず。
大会2日目。川柳の受賞者の作品が素晴らしい〜!

分科会について

分科会の内容
8つの研究発表がありました。
日本介護支援専門員協会常任理事の大島康雄さんが座長となり、
一つ一つの研究について東京大学名誉教授の佐藤博樹先生が助言をされました。

現役のケアマネの方が職場での統計、事例を通した関わりの研究、社労士との取り組み等について発表が行われました。

発表者のみなさん、堂々としていてすごかった…!

広くて立派な会場。

発表について

【気づき】
・介護休暇・休業について、介護業界の中でも理解不足。浸透していない。
・介護について、ワーキングケアラーの中には「仕事とは別の話題である」という考えがあり職場で相談できないことにつながる。
・育児休業は全員に促進するものであるが、介護休業は”必要な人が活用する”ためのもの。取得率促進を目指すものでなく、ニュアンスに違いがある。
・介護休業を利用しても介護が終わらず退職するというケースが多い。
・介護休業93日は、平均介護期間を大幅に超えており、取得するタイミングが取りづらい。
・男性介護者に抱え込みがちの傾向が見られがちである。介護を第2の仕事として捉えているところにある。
・ケアマネのアセスメント項目に、家族の介護力・家族状況が標準化されておらず、各々の経験に左右されている。
・家族同居の有無に限らず、家族情報(就労状況、健康状態、仕事形態、関係性…等)が本人の支援を考えていくときに必要な情報となる。
・家族が介護に関わるのは、回数が多ければ本人が安定するとは限らない。本人とのほどよい距離感、本人の安定につながる支援を考える必要がある。質を考えた支援。
・介護休暇・休業は法律としてあるため、誰でも利用ができるが、職場が取得しやすい環境があることが重要。お互い様という声掛け、サポート体制。

【全体を通して】
介護と仕事を両立するための支援体制として、日本介護支援専門員協会が認定する「ワークサポートケアマネジャー」があり(2025年現在、全国で314名)活動がこれから期待されるところ。
企業や行政とも連携していく必要がる。

また、介護休暇・休業の制度について、正しい情報の発信をして浸透させていく必要がある。どのような内容なのか、どうやって取得できるのか情報を知ることからかと思う。

介護休暇・休業制度が”必要な人のため”であるが、仕事との両立を考えていくと必要とする方は多いのではないか。介護に要する期間は平均5年1か月とされる(2021年度 生命保険に関する全国実態調査)。
介護が終わっても、介護者の人生は続く。
働くとは、自身の生活の基盤のためでもあり、社会とのつながり、自己実現のためにも必要で、介護によってそうしたことを失わないよう、社会的なサポートが求められている。

今後、自分はどうしたいか

・ワークサポートケアマネジャーに興味があり、受講を考えたい。
・介護休暇・休業制度について詳しく・分かりやすくSNSで発信していく。
・介護と仕事の両立について、環境づくりについても学ぶ。


介護支援専門員協会全国大会の参加した感想はここまで。
2日目のみの参加で他の方とのつながりまでできなかったですが、
全国の同じケアマネの方が、熱意を持ち取り組まれている姿に刺激を受けました。
思いきって参加してよかったです。

年に1回ある全国大会。
もしこちらの記事を読み興味を持たれた方がいましたら、
次回参加してみてください♪
私も、同じケアマネの方とのつながりを増やしたいです。

2026年は岡山県で開催予定

ここまで読んでくださりありがとうございます。

全国大会とは別に、東京での出来事について「番外編」をまとめる予定です。完成したらUPします。よろしければ、読んでくださいね。

ご意見、ご感想もお待ちしております♪


いいなと思ったら応援しよう!