「おいしい旅の本」4選 FIKAのブックトーク#109
こんにちは、FIKAです。
毎回一つのテーマで数冊の本を紹介しています。
今回は「おいしい旅」。
旅先でおいしい食べ物と出会う本を4冊紹介します。
「オーロラが見られなくても」 近藤史恵
異国の美しい風景を歩き、未知の料理を味わい、自分のためだけの時間を過ごすうちに、凝り固まった心と身体がゆっくり解れていく・・・そんな5つの旅の話が収録された短編集です。
オランダ、リトアニア、モロッコ、アイスランド、ハルピン。
海外旅行先としては、いささかマイナーな街を訪れるヒロインたち。いろいろな事情やトラブルもあり、現地に到着した当初は何だか冴えない気持ちです。
でも、ひとりで異国の街を歩くうちに、何とも珍しい未知の料理に出会います。
アムステルダムのコロッケの自動販売機。
リーガのイクラのパンケーキ。
ジブラルタルのフィッシュアンドチップス。
アイスランドのハンバーガー。
ハルピンのトマトと卵の餃子。
地元の人が普段食べている美味しい料理をを食べるうちに、人生に立ち向かう活力を取り戻していく彼女たちに勇気づけられ、何だか一緒に旅をしているような気分になります。
「ご利益ごはん」 椰月美智子
家事、育児、仕事、人間関係・・・
忙しい毎日の中で、早紀子(49歳主婦)の悩みとストレスはたまるばかり。
ところが、姉に誘われて三嶋大社に参拝したところ、何だかスッキリ!
日頃の鬱憤を神様にぶちまけ、帰りにおいしい料理を食べることで、こんなに心がリフレッシュするなんて…!
それ以来、早紀子は全国のいろんな社寺仏閣に参拝しておいしいものを食べる旅にハマります。
寒川神社で抹茶とお菓子
伊勢神宮で伊勢うどん
北野天満宮で京漬物
豊川稲荷でおいなりさん…
早紀子の悩みは、言わば「中年クライシス」。夫にイラついたり、仕事でモヤッとしたり、子どもたちの反抗や老いていく両親への対応に悩んだり、この先の人生に漠然と不安を抱いたり・・・多くの人が経験することとはいえ、結構しんどい。
だからこそ「ご利益ごはん」なんです!
お参りして、心洗われる景色を見て、散策して、おいしいものを食べる。自分の好きな場所を旅して、自分のためにお金を使い、自分を解放する。「妻」でも「母」でもない自分だけの時間を持つことで、生きる力を取り戻せるのだなあ、とつくづく感じました。
「愛しのローカルごはん旅 もう一杯!」 たかぎなおこ
イラストレーターのたかぎなおこが、全国各地のおいしいものを食べ歩くコミックエッセイです。
担当編集者と、イラストレーター仲間と、姉や弟と、一緒に旅をして出会ったローカルグルメは、どれもすごく美味しそう!
そんな中から、私が食べたいベスト5グルメはこちら!
第5位 かつおの塩たたき(高知県)
第4位 メヒカリ唐揚げ(福島県)
第3位 しらすピッツァ(神奈川県)
第2位 白くまかき氷(鹿児島県)
第1位 近江牛肉鉄火丼(滋賀県)
あぁ…今すぐ食べたくなるシズル感に溢れたイラストがたまらない!
アンソロジー「おいしい旅 しあわせ編」 アミの会編
素晴らしい景色とおいしい料理との出会い。旅の楽しさがギュッと詰まったアンソロジーです。
伊勢、松本、石垣島、ヴェネツィア、青森、東京、アイスランド…
どこへ行きたいですか?
伊勢うどん、シュークリーム、新鮮な魚、チョコラータ、ロールキャベツ、全部のせ豪華ホットドッグ…
どれを食べたいですか?
七人の人気作家が紡ぐ物語が、私たちを様々な旅に誘ってくれます。
アンソロジー「おいしい旅」シリーズは「想い出編」「初めて編」もおすすめです!
以上、4冊の本を紹介しました。
旅行をするのにいい季節になりましたね。旅に出かけておいしいものを食べてみませんか?
読んでくださってありがとうございました。
