『鼻も猫も、鳴いている、んごーーー。』の続きで、私はミイラになった。
この前、書いたの。
旦那が、布団持って、隣の部屋に去っていった話。
ふすま、ピシャッ‼️って、閉まった音だけが響いた、あの夜の話。
あのあと、私、ずっと気になってた。
「んごーーー」の正体が。
とはいえ、いびき外来ってさあ。
恥ずかしいじゃん。
女だよ、一応。
「すみません、いびきが爆音で、旦那、隣の部屋に行きました」
って言うの?受付で?
無理。
で、私は、悩んでた。
悩みながら、インスタ見てた。
そしたら、インスタの神様、ぜんぶ見透かしてくるのよ。
流れてくる、流れてくる。
「スキマ時間に15分!!」
「切るだけで、いびき解消!」
「キャンペーン実施中🎁」
……やだ、こわい。

15分て。
コンビニ寄るより早いじゃん。
私の喉、そんな軽い扱いでいいの?
でも、一方でね。
「もう、やるしかないのかな」って、気持ちも出てくるのよ。
旦那、隣の部屋だし。
そんなとき、ふと出会った、とある先生のHP。
慶友銀座クリニックの、大場先生。
HPが、とにかく、長い。
論文、学会名、世界のいびき事情。
いびきの本(『いびき女子卒業』)まで書いてる先生。
一番最初に、こう書いてあった。
▼ 引用:慶友銀座クリニック HP(https://www.ibikii.com/)
いびき手術の前に、睡眠時無呼吸検査をしているか?
……ん?
つまり、切る前に、検査しろよ、って、話なの。
15分で切る、じゃない。
切らない前提の、検査から始める、の。
ここだ、と思った。
私は、脳出血もやってる。
だから、「切る」って言葉に、敏感。
何かあったら、大変だから。
ほんとに、大変だから。
15分で、気軽に、じゃ、私は無理。
保険適用で、通院しながら、
ちゃんと話を聞いてくれる先生がよかった。
安心が、ほしかった。
予約を取った。
覚悟は、ちょっとだけした。
まず、自宅で簡易検査。
指に何かつけて、一晩寝る。
それを先生に送って、結果をみてもらう。

先生、ひとこと、
「なるべく切らない方向で、やっていきましょう」
……この人、いい人だ。
ちなみにこの時点で、旦那には白状済み。
「いびき外来、行ってきた」
旦那、
「へぇ〜」
以上。淡白。
まあ、布団持って去っていった張本人だから、そりゃそうだ。
で、いよいよ、一泊の本格検査。
これが、すごかった。
センサー装着開始、19:45。
晩酌組の、いちばん調子出る時間。
そこに、センサー縛り。
脳波、眼電図、顎筋電図、フローセンサー、いびきマイク、呼吸努力センサー、心電図、血中酸素飽和度、筋電図……
ビックリするほど、センサー、くっつけられた。
ネットぐるぐる巻いて、
ミイラみたい。

そして、注意書きに、こう書いてある。
「検査前は、居眠りしないでください」
……いや、検査に来てんのよ。
寝るために、来てんのよ。
なのに、寝るな、って。
どっちやねん。
で、いざ、就寝。
寝られない。
センサー、重い。
配線、気になる。
寝返りしたら、何か引っ張る。
途中、2回起きた。
暗闇で、
「……あ、ミイラだった、私」
って、思い出す。
そして。
5時前に、起こされた。
「検査終了でーす」
……ねむい。
"退院、6時30分まで随時"
って紙に書いてあった。
退院、って言葉の大げささよ。
一泊しただけなんですけど。
結果は、後日、先生と。
なるべく切らない方向で、の道を、ゆっくり歩く。
インスタで流れてくる、「15分で」の誘惑。
それも、きっと、誰かには合うんだと思う。
でも、私には、長文のHPを書く先生が、合ってた。
慎重な人に、慎重な先生を。
それだけ。
本日の教訓。
いびきに悩む女子は、「15分」より「一泊」を選んでもいい。
なんくるないさ〜
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