「艶っぽい話とは、ほどと〜〜い。さすが、い・そ・じ」
学生時代の友達とお見舞いへ。伝わった瞬間に大興奮、その余韻のまま渋谷で爆笑介護トーク!
くも膜下出血で、意思疎通が難しい学生時代の、友達のお見舞いをした。
その子はリハビリのあとだったのか、疲れていたのか、
声をかけても、体をゆすっても、ずっと目を閉じたままだった。
普段は私ひとりで行くけれど、この日は同じ学校で、仲良かった二人と一緒に、三人で病室へ。
「今日はみんな揃ったし特別だなあ」と思いながらも、寝顔を見守る時間が続いた。
ところが、帰るとき――。
私は思わず、大きな声で叫んだ。
「かえるよーーー!」
すると友達の目が、ふわぁ〜っと――
開ける、というより、眠りから醒めるようにゆっくりと開いたのだ。
まるで「わかってるよ」と伝えてくれるように。
全員で「伝わってる!」と大興奮。
病室はちょっとしたお祭り騒ぎになった。
その余韻のまま、三人で久しぶりの飲み会へ。
渋谷のギラついた街で、私はつい口をすべらせた。
「私ね、いまだに旦那と一緒にお風呂入ってるんだ」
するとすぐさま、
「えー!ラブラブラブーー💕」と大盛り上がり。
でも誰かが首をかしげた。
「ん?それって…脳出血のあと、一人じゃ危ないから見守りで入ってるんでしょ?
てか、それ、介護でしょー!」
全員ゲラゲラ大爆笑。
――きっと病室の友達も、もし声が出せたら、
「みーちゃん、それは介護でしょー!」って一緒に笑ってたと思う。
艶っぽい話とは、ほどとーーい。
ギラついた開発著しい街、渋谷でさ。
何の話してんだ、ウチらは。
迫り来る介護のハナシだもんね。
……さすが、い・そ・じ。
#脳出血
#高次脳機能障害
#note書くのがリハビリ
#五十路ユーモア
#見守り生活
#迫り来るカイゴ〜
