no.59 高原英理『抒情的恐怖群』
現代ホラー小説100冊読んでみた。
『現代ホラー小説を知るための100冊』 著: 朝宮 運河
こちらの書籍の100冊を読む企画やってます。詳しくは下記記事にて。
no.59 高原英理『抒情的恐怖群』
■悲しいホラー集めました
書籍情報
• 刊行年:2009年4月毎日新聞社刊行
• ジャンル:都市伝説、SF、怪談、ミステリ
• ボリューム感:277ページ(軽め)
■5段階評価
• 怖さ :★☆☆☆☆
• 読みやすさ :★★★★☆
• 精神的ダメージ:★☆☆☆☆
• おすすめ度 :★★★★★
■あらすじ
黒い禁忌が渦巻く因縁の土地、
逃れようのない不条理な呪いの伝播、
現を侵食する樹下の夢……
絶望的世界が凝縮された7篇の短編集。
■ネタバレなし感想
余談ですが、本自体の話を先にしますね。
まさかこの企画時に文庫版が新しく出版されるとは思いませんでした。
2009年発行で、Kindleにもなく、中古価格は高騰していて……絶望だと思っていました。
歯抜けの企画になるのは嫌でしたし、企画もそうですが、読めない本があるのはなんて悲しい事でしょうと思っていました。
発売されて本当に幸運でした。
作品について書いていきます。
注意としては、人が死にます。
性行為描写結構ありましたが、あれ、そんなに嫌じゃなかったです。
たぶん、愛しているとか、可愛いとかの気持ちがあるのでほっこりできたせいかも。
良かったね、と思いました。
ホラーでの性行為は死亡フラグなので、(死ぬなあ……)とは思いましたが。
所々にいい感じの怪談が出てくるので、趣味が合いました。
色んなジャンルの短編集で楽しかったです。
文章がとても読みやすかったので、短編集でありがちな、設定コロコロ変わって脳が混乱するつらい、が起こらなかったです。
振り回されるのも嫌いではないですが。
全体的には悲しいストーリーが多くて、それも好みでした。
でも本人が狂っちゃって状況わからなくなるの苦手なんですよね。
わかるように言って?とストレスで。
そこからは第三者視点になる方が好きなんですが、ホラー的には狂った描写もいいものではあるので、悩ましいですね。
悲しくてバッドエンドで救いようのないストーリーが読みたい時におすすめです。
その為にメンタルや身体を健康にしてて下さいね。
私もホラー読書の為に筋トレすべきかもしれない……
■次回予告
no.58 宇佐美まこと『入らずの森』
森に入っちゃいけない?
何があるんです?
