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天幕のジャードゥーガル第3幕 消しえぬ炎の感想 〜感情とサレンダー、高次意識の導き

第3幕 消しえぬ炎

 まず、オープニングの"SEKAI NO OWARI"の曲がいい!ハイクオリティで雰囲気に合ってる感じがするし。これですんなりこの物語の世界へ入る準備が整う。

没頭からのナレーションで歴史的背景の説明が入りこの物語が実際の世界史を用いてリアルな世界観の設定を構築しているのだと知る。
そして実名でモンゴル帝国のチンギス=カンの子供たちの将軍が登場してもう完全にこれは史実ベースの物語だと分かる。
自分的にこういう歴史ベースの物語はかなり好きな部類に入るのでドハマりきたあ〜な感じ。😄
図らずも好みにドンピシャ!!

にしてもこのサマルカンドの通事の少年シラの性根たくましいことよ。

もちろんこれくらいでないとこの時代のモンゴル帝国の脅威に晒される中では生き残れないのでそれも自然なことだろう。

でも歴史物って意外とこうゆうキャラが後々大化けして歴史上の著名人になるってことも往々にしてあるんだよね。

特にこれだけの序盤で出てくるキャラは特に要注意だろう。主人公のシタラ含めて後々かなり歴史上の有名人になることも十分にあり得るから全く侮れない。

織田信長や豊臣秀吉、三國志の英雄曹操など、子供の頃からは想像もつかないくらい変容するから本当にこれから楽しみだしそれこそが歴史ドラマの醍醐味とも言えるだろう。

そしてこの時点で、自分を庇って亡くなられた奥様をはじめ何もかも失って寄る辺をなくしてこの先何をしたらいいか分からないシタラの気持ちもわかる。
いやダジャレじゃなくて😅

こういう場合とにかく無理をせず流れに身を任せるのが賢い。

元々エゴを持つ人間の精神は視野が狭くて先を見通すことができるようにはできていなくて、その役割には不向きなのである。

本来その役割を担うのは、もう一人の自分自身ハイヤーセルフで、高次意識故に人生を俯瞰した視点で見ることができる。

なので運命の流れというものに身を任せてサレンダーするというのはこのハイヤーセルフの視点で生きるということでもあるので。

ここでシタラがムハンマドの言葉を思い出して勉学の大切さに思い至ったのも運命というもの。

なので素直にこのハイヤーセルフの導きに沿うものとなる選択ができたのは、シタラが真の聡明さを持つ証。

この選択がシタラとこの物語にとって大きな運命のターニングポイントとなったね。

シタラが奥様の名前ファーティマを名乗るのは何故か直感でそうするだろうとは思ったけどやはり。
 
 ここでのシタラの心情を慮るに自分を庇って亡くなられた奥様の気持ちや人生を背負って生きることを覚悟していたのかも知れない。

あるいはそれが不条理な運命に対する復讐になると思っていたこともシタラの表情や声色から察せられた。

その不条理な運命に決して押し潰されはしないという怒りや怨念の情がその心に渦巻いているのを、決して浄化されぬと燃え盛る篝火の炎の中に見た。

ここでのシタラの心の声のナレーションを聴くまでもなくそう思えたのは、そのとても豊かなキャラクターの表情の描写の素晴らしさ故である。

ここでまだシタラが嘗ての平穏な日々で慕っていた奥様の奴隷であることを心に誓うというのも自分に呪いをかけることで寧ろそれを生きる寄す処とすることにもなり得ているのだろう。

本当に人間てのは面白いもので、恩讐すら生きる力に変えて進むというのは傍から見ていて痛々しく思えるけどそういうものだと妙に納得もするのだ。

こうした心理は今のAIに分かるだろうか?
しかし何れそれが分かるようになるAIも登場することになるのもまた必然の流れかと思う。

そのシタラと同じような想いを抱くオゴタイの貴妃が類友の法則に従って現れるのも当然の流れ。
野に咲く綺麗な花は摘み取られるもその心までは奪えない。

 それから不老不死の秘法を知るという中国の二百年くらい生きてそうな怪しげな道士らしき人物が現れたが、チンギス・カンのような力を持つものが求めるのは古今東西変わらぬようだ。

かつて秦の始皇帝が遥か東の神仙の棲む島、蓬莱にあるという不老不死の仙薬を求めて方士徐福を遣わしたように。(余談:このくだりが私の好きなアニメ『地獄楽』のプロットになっている)

そしてこの道士が語ったように日食の見え方も場所によって異なるということを実地の見聞を得て知るなどというように、モンゴル人は強大無比な武力を持つだけでなく、天幕の上の採光窓から差し込む光の当たり場所から時間を計る術を知っているなど中々侮れない知恵を具えていたり、更なる知恵と知識を持つ者の獲得にも貪欲で、なるほど世界の果てまで征服したということも必然だったということか。

それにしてシタラはその歳に似合わず教養豊かな奥様の奴隷だったために実に広く深い知識を持っているだけでなく、その旺盛な探究心に感心する。

ここまでの話で象徴的に狼の姿として表されてきた蒼き狼チンギス・カンがこの先登場するのか楽しみだ。

そして最後に登場したトルイの正妃ソルクタニ・ベキと出会った時に見せたシタラの驚いた表情は何だったのか?
興味は尽きない。
また女王蜂のエンディングテーマがまたイイね!👍
歌詞も心に響く内容で、美しい水彩画風のアニメーションもまた毎回スキップせずにしっかり見てしまう。My Favoritesのリスト入り確定。

 余談だけどシタラほど驚いてたわけじゃないけれどここで"ベキ"という名のキャラクターが登場して私が今注目しているドラマ"「VIVANT」シーズン1にも同じ"ベキ"の名を持つ"ノゴーン・ベキ"というキャラクターが登場していたことを思い出して、モンゴルに関するご縁とシンクロニシティを感じて興味深いことだと思った。

あるいは「VIVANT」の脚本を書いた人がノゴーン・ベキの出自をモンゴル帝国の祖ジンギス・カンと結びつけていたのかも知れないが、そうなるともう「VIVANT」の考察に発展してしまうのでここでやめておきます。😅

それではまた次回の感想でお会いしましょう😄

今回もご覧いただきありがとうございます。😄

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