DAY138|ビールの奥に、余白があった

toi o matou|問いをまとう
販売は、感性を届ける表現行為。
揺らぎを手渡す毎日の記録。

美味しいビールに、出会えた夜だった🍺


今月から始めた、
自分なりの飲酒ルール。

今日はその「飲んでもいい日」。

仕事帰りのサウナのあと、
自然とカウンターに腰を下ろし、
店のオリジナルビールを注文した。

グラスにビールをそそぎ、
色を確認し、
香りを確かめる。

この一連の動作が、
少しだけ丁寧になるのは、
休肝日を挟んだからかもしれない。


ひと口。

……あれ?
思っていた味と、違う。


普段飲み慣れているのは、
いわゆる「一番搾り」の系譜。
真っ直ぐで、
輪郭がはっきりしていて、
安心できる味。

だから、
いきなり現れた
華やかで、
少し癖のある味わいに、
正直、戸惑った。

オジサン、
一瞬、思考が止まる。



でも、
もう一口。

確かに、
美味しい😋。



気になって、
スマホで調べてみる。

どうやら、
奈良のファンクションビールが
ベースになっているらしい。

ファンクションビール。


機能性。
味わいだけでなく、
身体や気分への作用も
設計されたビール。



なるほど、
と腑に落ちる。

サウナ後の身体に、
このビールは、
やけにすっと入ってきた。



「いつもの味」ではない。
けれど、
拒絶もない。

むしろ、
身体が少し考えさせられている感じ。


この感覚は、
どこか、
服を初めて着たときに似ている。


COMME des GARÇONSの服も、
初見で
「分かりやすい美味さ」
があるわけではない。


着て、
動いて、
時間が経って、
ふと、
「あ、いいな」と思う。



ビールも、
同じなのかもしれない。


一瞬、
冗談半分で思った。


「明日から、ビールnote始めようかな」



もちろん、
やらない。


でも、
そう思うほどには、
この一杯は、
印象に残った。


ビールは、
ただ喉を潤すものだと
思っていた。


けれど、
今日の一杯は、
味覚だけでなく、
自分の慣れや、
固定観念を
少しだけ揺らした。



飲酒ルールをつくったことで、
「何を飲むか」
「どう飲むか」
を考えるようになった。



毎日飲んでいた頃には、
気づかなかったことだ。



制限は、
楽しみを奪うものではない。

むしろ、
感度を上げる。


サウナで整えた身体に、
知らない味が入ってくる。

その瞬間、
自分の中に、
小さな余白が生まれた。



仕事も、
生活も、
きっと同じだ。



慣れきった選択肢だけでは、
感性は鈍っていく。



たまに、
少しだけ違うものを
迎え入れる。



そのためには、
日常に、
余白が必要だ。



今日の問いは、これだ。


「自分は、
 慣れた美味しさの外側に、
 どれくらいの余白を
 残しているだろうか。」



美味しいビールに出会った夜。

それは、
味の発見であり、
自分の幅を
ほんの少し広げた出来事だった。


また、
次の「知らない一杯」に
出会うために。

今夜は、
この余韻で、
十分だと思っている。



今朝のトレーニング🏋️ソング🎧

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