DAY148|予感が、確信に変わる瞬間

toi o matou|問いをまとう
販売は、感性を届ける表現行為。
揺らぎを手渡す毎日の記録。


2/5(木)まで、

気づけばもう一週間を切っていた。



立ち上がり前のこの時期は、
いつも少しだけ呼吸が浅くなる。



頭の中を占めるのは、
デリバリースケジュール。
納品は予定通り来るのか。
遅れはないか。
抜けはないか。



考えたところで、
自分にできることは限られている。
だから最後は、
「祈る」に近い感覚になる。



そんな昼どき。
普段はあまり見ないテレビを、
たまたま目にした。



流れてきたCM。
白黒の映像。



一瞬、
はっきりとは分からない。
でも、
身体が先に反応した。



「あ、これだ」



説明できる前に、
感覚が先に確信していた。


ウール縮絨のジャケット。

木村拓哉さんが着ている。
しかも、
COMME des GARÇONS HOMME DEUX。



白黒だからこそ、
余計な情報が削ぎ落とされる。
色ではなく、
質感と輪郭だけが残る。



肩の落ち方。
身頃の歪み。
縮絨特有の、
あの密度。



「分かる人には分かる」
という言葉は、
こういう瞬間のためにあるのかもしれない。



後で調べて、
「ヨドコウ」のCM特設サイトに辿り着く。



そこで、
予感は確信に変わった。



やっぱり、
あれは HOMME DEUXの縮絨だった。


思い返せば、
2025FWシーズンは
「キムタク」という名前を
よく耳にした年でもあった。


VOGUEの一件も、

記憶に新しい。


ただし、
今回のCMに関しては、
「話題性」よりも
「静かな説得力」の方が強かった。


派手なスタイリングでもない。
誇張された演出でもない。


ただ、
服が、そこにある。


それだけで成立している。


木村拓哉さんが着たから
価値が生まれた、
というよりも。



その服が持つ
時間と文脈に、
彼が静かに重なった、
そんな印象だった。



HOMME DEUXのウール縮絨は、
声高に主張しない。


でも、
長く見てきた人には、
確実に伝わる。


削ぎ落とされてきた歴史。
試され続けてきた形。
そして、
着る側の「在り方」を
映し出してしまう服。

立ち上がりを前にして、

デリバリーを待ちながら、
不安と期待が入り混じるこのタイミングで。


このCMに出会ったことは、
不思議と、
背中を押されたような感覚があった。


「ちゃんと届く」
「ちゃんと伝わる」


そう信じて、
店に立てばいい。


それ以上でも、
それ以下でもない。

今日の問い。


「自分は、
 流行を追っているのか。
 それとも、
 時間と向き合っているのか。」


白黒の映像の中で、
確かに感じた“それ”。


あの感覚を信じて、
2/5を迎えたいと思う。


今朝のトレーニング🏋️ソング🎧

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