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Sweet Summer Sun -Hyde Park Live / The Rolling Stones * 2013 Universal


ハイドパークに響いた、王者の現役感

いまから13年前の夏、ロンドン・ハイド・パークで行われたストーンズのライヴ。まさに録って出しの荒技で、なんとボブ・クリアマウンテンのミキシングによるオフィシャル音源が配信で速攻リリースされていた。昔ならツアー翌年くらいにじっくりプロモーションされて出されるのがライヴ盤だったのに、今時の商売もすっかり変わった。当時、サイトからメールが来て、5秒後にポチッ。なんか当たり前に買っちゃったが、よく考えると凄い時代になった。

ヘロヘロの印象だった69年のブライアン追悼コンサートから44年。まさか50周年アニヴァーサリーの2013年版ライヴ・アルバムが楽しめるとは夢にも思わなかった。

記念すべきコンサートは、ファンの期待を裏切らない王道選曲の19曲ベスト・ライヴでニンマリ。オープニングは勢い良く「Start Me Up」。この魔法のイントロ、開始2秒で興奮必至。やっぱり1発目はこの曲か“Under My Thumb”がしっくり来る。

そして特筆すべきが「Emotional Rescue」!! 80年の地味と言われるアルバムの表題曲だが、自分が知る限りライヴで聴けるのはこの時が初。ミックがNYディスコ“Studio 54”に出入りしていたのを象徴するようなヒップなブラック・テイストで、個人的には大フェイバリット・ナンバーなので狂喜乱舞。オリジナル通りミックのファルセットも炸裂。こんなもん演ってられるかっていうキースを口説き落としたミックは流石!(←勝手な推測)

そして2012年の興奮醒めやらぬ新曲「Doom & Gloom」もガッツリかますパワフルさ。勿論チャーリー・ワッツもいる。ん〜素晴らしい。

後半もストーンズ・クラシックの2013年版が存分に楽しめる。ええ感じで鳴り響くテレキャスのイントロで血が逆流する「Jumping Jack Flash」、何回食っても美味い「Tumbling Dice」、純粋R&Rの素晴らしさを年寄りに教えられる「It's Only Rock and Roll」、これをカヴァーする度胸のあるバンドはまだ10年は出てこないと確信した「Brown Sugar」。王者の貫禄をまざまざと見せつける。

「Miss You」で発する独特のセクシーな怪しさも健在。まさかのミック・テイラー参加の「Midnight Rambler」、ブライアン作曲とも言われる美メロ「Ruby Tuesday」と、50年越しのファンも納得のステージ。

今回のキース激渋コーナーは「You Got the Silver」と「Before They Make Me Run」。元々ヘロヘロの演奏が、年を取ってホンマにヨレヨレになって味わいが増すこの好循環。素晴らしきビジネス・モデルだ。そしてもちろん最後は「(I Can't Get No) Satisfaction」!

大半が古い曲なのに、解析不能の現役バリバリ感。グレイト!


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