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幼馴染はキュートな吸血鬼 64話 三角関係
俺の部屋で3人の微妙な関係と生活が始まった。
七香はジーナに特訓を始める。
「ジーナちゃん、目を閉じてこのストローを動かして?」
「はい!」ジーナは両手を握り締め、目を閉じたまま気を送る場所を探している。
「そうよ、心を無にして集中するのよ」七香はしっかりと指導している。
俺はその時間に受験勉強をしているが、いまいち気になって集中できない。
「そうよ、その調子、今度はストローを潰して」
「はい!う・・・・それ!」
ストローは折れ曲がった。
何度か場所を変えて特訓は続いた。
「今日はこれくらいにしておきましょう」七香は特訓を終わらせた。
「七香先輩、私にコントロールの仕方を教えたら不利になるんじゃないですか?」
「そうね、パワーはジーナの方が強いから私は負けてしまうかもね」七香は優しくジーナを見ている。
「なんで教えてくれるんですか?」ジーナは不思議そうに七香を見た。
「もしジーナがラミアと戦う事になったら、強い方が生き残れるでしょう?」
「でも私が七香先輩を倒そうしたらどうするんですか?」
「大丈夫、もうジーナと私が戦う事は無いもの」
「どうして分かるんですか?」
「だってジーナの心にあった冷たい感触が、日に日に無くなって行くもの」七香は微笑んだ。
「それは…………旭を…………好きになったから……」ジーナは唇を噛んだ。
「人を愛することが出来れば、もう人を傷つけなくなるわ」七香は優しくジーナを撫でた。
「七香先輩………」ジーナは母親に甘えるように七香の胸へ飛び込んで甘えた。
