責任者合宿2026で、私たちは「業界の未来を明るくする」と決めた
2026年5月22日、前日から始まった宮崎県青島での責任者合宿にて、新しいミッション、ビジョン、ウェイが生まれました。
株式会社ヤマモト、株式会社オークラ商事、そして株式会社デザインXからなるEXCYグループに、IT業界での12年のキャリアを経て入社したのが2009年。最初に定めたビジョンを発表したのが代表取締役に就任した2012年。現在のミッション・ビジョンにしたのが2015年。
業界を変革するとして打ち出したApparelXが足元で数字を伸ばしている今、若く、優秀で、多様な人材が集まり始めた今、AIで世界や業界がさらに急速に変わり始める今、前回のミッション・ビジョン策定から10年経った今、新しいミッション・ビジョンを生み出そうと、今年の責任者合宿のテーマをそれに定めました。
事前に、お世話になっている経営コンサルタントである小宮一慶先生の『繁栄し続ける会社のルール』をみんなで熟読しこの合宿に臨み、1日目で生煮えの、原木の状態で徐々に形をつくり始め、夜のBBQ、朝のビーチ散歩を経て、その日、ついに、自信を持って皆様、社員のみんなに発表できる形にすることができました。
MISSION
業界の未来を明るくする
VISION
世界一のアパレルビジネスプラットフォームをつくる
WAY
・お客様第一
・誠実一路
・創造と実行
・学習と成長
・チームプレー
・仁義礼智忠信孝悌
・遊び心
「業界の未来を明るくする」
われわれのビジネスは、アパレル業界、テーラー業界のお客様のビジネスを成功に導くこと。はじまりはボタンや裏地などの付属の供給を通じて。そしてApparelXにおける生地・副資材・OEM・ITサービスの提供を通じて。そこに汗をかいて、コツコツと仕事をすることに喜びを感じる仲間たちが集まっている会社です。
お客様が生み出す衣服・ファッションが人々を明るくし、社会を明るくし、世界を明るくしていく。遠い地で、貧困や戦争で苦しむ子どもたちをわたしたちは直接救うことはできないけれど、人と人の間に必ず存在するこの衣服というものが、人々の関係を変え、社会をちょっとずつ変え、世界を良くしていく。わたしたちはそれに関わることに使命を感じています。
その一方、この業界の課題を感じてきました。低い生産性、投資余力の不足、低賃金労働、高齢化、FAXがまだまだ使われ、生産管理の現場ではEXCELファイルや紙が乱雑に飛び交い、夜遅くまで働いている。ファッションに夢を感じる若者が、戸惑い、夢破れ、失意の中で業界を去っていく。
グローバルなファッションSPA企業の生産性のエッセンスを中小・中堅企業に提供することはできないか。ITを通じて会社を良くしたいと決意して入ってきたこの業界に、なにか貢献できることはないか。まもなく創業80年になるこのグループの、老若男女の、一人ひとりの、目の前のお客様に貢献したいという想いを、業界の未来を明るくするというミッションに繋げていきたい。
そう思い、責任者のみんなで、いや、働く仲間すべての想いを紡ぎ、この言葉にしました。「業界の未来を明るくする」。この言葉でわれわれの使命感が呼び起こされ、より力強く、かつチームとして前に進むことができる。そう確信した2026年5月22日でした。

「世界一のアパレルビジネスプラットフォームをつくる」
業界の未来を明るくするためには今の課題を解決しないといけない。われわれのビジョンはそれを提示するものでなければいけない。そこに向けて、具体的な目標を設定しながら、人々を巻き込みながら、高い山を登りながら、進む力が湧いてこないといけない。
ビジネスプラットフォームというのはITのことだけではなく、お客様がビジネスする基盤のこと。例えば、多種多様な商品分類があるアパレル副資材の、それこそ数え切れないメーカーがあり、無限とも思える品番・SKUがある資材調達に関する煩雑なものをわれわれが引き受け、お客様にはブランド構築、デザイン・企画、プレゼンテーションに力を注いでいただく。
縫製工場までの情報パスの長さ。製品分類ごとの縫製仕様の違い。クイックレスポンス対応のなかのまるで曲芸のようなスケジュール管理。アパレルの生産管理を取り巻く環境を、グローバルSPA企業が巨額投資するPLMシステムのような静寂とした生産性で、ファッションにかかわるすべての皆様のために改善することはできないか。
もっと、デザイナーのクリエイティビティを解き放ち、日本中そして世界中から刺激的なブランドがもっと生まれ出て、素敵な服、個性的なファッション、フォーマルな装い、その人らしいその人だけの服、そのようなもので世界をもっと満たし、世界をよりよい場所にできないか。
そのためにはわれわれが提供するサービスは世界一でなければいけない。それは売上規模のことではない。世界一の品質。世界一の商品・SKU数。世界一の縫製ネットワーク。世界一のB2Bマーケットプレイス。世界一のコネクション数。世界一、この業界のお客様に満足いただけるアパレルビジネスプラットフォーム。それをわたしたちはビジョンとして掲げ、目指していきます。

「お客様第一」
ウェイ。すなわち理念、行動規範のまず最初に来るべきもの。それがこの「お客様第一」です。2015年版、いや、創業のときから変わらない、わたしたちにとってもっとも大切な考え方です。われわれの強みを活かした独自のQPS(商品・サービス)をお客様に提供し、貢献していく。
「誠実一路」
これも創業のときより掲げられてきたものですが、われわれの仕事において、もっとも重要なものです。ボタンを1つ1つ、裏地を1mからコツコツと揃える。とても細かいことだから、それゆえ任せていただくことも多いことだから、わたしたちに一番必要な姿勢はこの「誠実一路」。われわれのコツコツさを裏付けるものです。
「創造と実行」
わたしが会社を引き継いだ2012年。リーマンショック、東日本大震災。失われた20年と呼ばれた時代。高度経済成長期は明確に終わりを告げており、右肩上がりの時代は終わり、会社・業界・社会には閉塞感が漂っていました。イノベーションのみが世の中に価値をもたらす。そしてそれを着実に実行する。「創造と実行」が新しい行動規範でした。
「学習と成長」
ミッションとビジョンをシンプルにした分、ウェイをより補完的なものにする必要がありました。学ぶこと。成長すること。これなくしてわれわれのミッション・ビジョンの実現はありません。お客様のこと、業界のこと、商品・ファッション、世の中で起きていること、経営の原理原則。われわれにとって大切なことを学んでいきます。
「チームプレー」
お客様第一の組織が、チームより個人の利害を優先するような会社であってはなりません。助け合い、切磋琢磨する。働く仲間が喜ぶ仕事をする。お客様を支えるアパレルビジネスプラットフォームを、それぞれの責務を担いながら構成していく。挨拶、声がけ、返事、ちゃんとしていきましょう(笑)。
「仁義礼智忠信孝悌」
生き方を学んで、正しく生きる。お金は魔物。私利私欲。公私混同。人間が陥りやすい過ちから救ってくれるもの、それは何千年もの間、正しいと教えられてきたもの。儒教、仏教、キリスト教などの宗教にはそのような教えに満ちています。われわれはその中から、欲張り過ぎかとも思いましたが(笑)、この儒教の八徳を選びました。がんばりましょう。
「遊び心」
最後に来たのは「遊び心」。今まで裏理念と呼んでいた(笑)、われわれの本社ビルの看板にも掲げられている、EXCYブランド発祥時のこの言葉。江戸時代の着物の裏地の遊び心、ファッションの楽しみを表した言葉です。これをわれわれの行動規範の最後の1つにします。ファッションを楽しみ、仕事を楽しむ。余裕を持ち、お客様に感動や楽しさをお届けする。

私たちは「業界の未来を明るくする」と決めた
ミッション、ビジョンなんてたかが言葉じゃないか。よく言われることですが、このミッション、ビジョンには力がある。間違いなくある。これを今回の責任者合宿に参加したメンバーは確信しています。「業界の未来を明るくする」。お客様のため、業界のため、働く仲間のため、そして社会、世界のため。

