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大好きな本と文具に浸る時間 その3 とっておきの1本との出会い&紙のお店

その1、その2を思いの外、多くの方に読んでいただけたようで、ありがとうございます。
その3は、レポートというよりも私の趣味語りだけになってしまいそうですが、しっかりこのシリーズ締めに行こうと思います。

1年後の自分への手紙と2時間向き合ったあと、私は事前に2つの案を考えておきながら、全く別のチョイスを選ぶことにした。(!?)

というのも、朝御飯を返上したことが仇となり、エネルギー切れを起こしてきたのだ。手紙を書いている間は集中していたのであまり気にならなかったが、いつもランチは遅め派の私とて、1時半ごろともなると血糖値が下がってくる。元々計画していたコースだと、いずれも現地点から30分ぐらい移動しなければならない。吉原であればそこからしっかり歩きたいところだし、展覧会こそあまり空腹のときには心を研ぎ澄まして味わうことができないであろう。(展覧会は予定通りであれば3月にもう一度トライできるチャンスがありそうなのでまだ諦めていない。)

まずは腹ごしらえだな。どこか近くで遅めのランチをしようかとも考えたが、道沿いに覗くお店は結構しっかりめのご飯になってしまいそう。帰りに食べてみたい駅弁があったので、あんまりがっつりとも食べたくない。
蔵前はお洒落でコーヒーが美味しいカフェも多そうなので、カフェで一休みしたいなと思った。そのまま蔵前をぶらぶらすることに。

それなら、自由丁で教えてもらった文具店に行こうと思った。
まっすぐ歩いていくと、カフェを見つける前に、カキモリの店舗に着いた。それぐらい自由丁からカキモリは近い。

店内はかなりの人出で賑わっていた。
オーダーノートは予約者のみ受付だったので見ず、筆記具の棚を見て回った。自由丁にて使わせていただいたTETZBO(真鍮製ボールペン)は、一点一点手作りで、いつもある商品では無いと聞いていたので、この時点ではお目にかかれるかな~ぐらいの軽い気持ちだった。

歩いていくと、奥の方の一角にTETZBOのケースがあった。
そして、その前で私は地蔵になった(笑)

ケースは勝手に開けないでくださいと書かれてあり、1本だけ試し書き用サンプルが出されていた。自由丁でお借りしたものより、一回り細くて少し長いタイプだった。手にとって筆記する。カキモリさんなので、試し書き用のノートも良い紙のものなのだけれど、重い重心にサラサラとした書き心地。やっぱり好きだわこのボールペン、となった。

ずっと見ていたら、店員さんが、「他のも試し書きしますか?」とケースを開けてくださった。遠慮せず(笑)全モデル試させてもらった。

手紙を書くときに使わせてもらったモデルだけでなく、太いもの、細いもの、ねじりの形が入っているものなど、色々あった。また、同じモデルでも、一点一点手作りだから持った感じが何となく違う。
すべて、金工作家・高井吉一さんの手作りだそうだ。
スタイリッシュというよりは、どちらかというと無骨かと思う。
TETZBOの素敵なところは、長年使われると真鍮が磨かれて、最初とはまったく違った見た目になることだ。自由丁さんのものは、日々多くの人に握られて、ピカピカとした光沢を放っていた。
※もちろん、クロスで拭くというメンテナンスも必要。

一目惚れ、いや、二目ぼれだったが、俗にいう高級ボールペンのお値段なので、お迎えするか正直かなり迷った。
文具のイベントでそれなりに散財してきている自覚はあるが、意外にも単価の高い高級ボールペンや万年筆の類いはほぼ所持していない。ガラスペンも憧れの眼差しを向けつつ・・・、いつも見るだけ。
営業マンなら、客先では少し良いボールペンを使った方が良いかと、社会人2年生ぐらいのころハイブランド過ぎないラインを探しに行ったこともあるが、これという1本に出会えていない。結局いつも書きやすさ優先で、仕事ではジェットストリーム0.38の3色ペン、フリクション4色0.38を持ち歩いている。プライベートには、ここにシグノ黒キャップ式0.38が加わるぐらいだ。(書き物するときは、ここにプラスしてマイルドライナーとマットホップ、無印のサインペンなどを詰め込んだペンケースを持っていく。)

実は、このTETZBOも、中の芯はジェットストリームのものである。これだけ世に浸透しているポールペンの芯なので、将来替えが無くなるということも考えにくそうだ。0.7が装填されているが、もしかしたら、0.38などに変えることもできるのではないだろうか。(試してないので未確認。)芯を変えるとき、ボールペンのお尻のネジを六角レンチかプラスドライバーで開ける必要がある。経年変化が魅力だが、あまりハンドクリームべたべたの状態で触っていたりすると早く変色していくらしい。芯の替え方やメンテナンスを考えると、面倒くさがりの私には向かないかもしれない。
見た目的にも、仕事で使うよりはプライベートで、このボールペンでガシガシ書きたいなという感じ。めちゃくちゃ迷った。

30-40分迷って、お2人目の店員さんに対応して、ありとあらゆる質問にお答えいただいた末、一生ものにするぐらいの覚悟で(おおげさ)TETZBOをお迎えすることにした。

購入したあと写真撮らせてもらった

私が選んだのは、IROENモデルという、カラーのついた銀彩銀箔で仕上げがされているもの。店員さんによると、東日本大震災の復興支援としての販売モデル?とのことだった。
私は仕事には携帯せず、プライベートのみでの使用を考えているが、芯がむき出しで周りを汚す可能性もあるので、皮のキャップも一緒にお迎えした。

写真は後日自宅にて開封の儀 笑
キャップかぶせている図
いつか緑の部分がピカピカになるぐらい使えたらいいな

そんなこんなで、カキモリをホクホクした気持ちで後にし、今度こそカフェを探そうとしていたら、これまた先ほどの自由丁で教えていただいた紙屋さんを見つけた。

REGARO PAPIRO(レガーロ パピロ)

壁一面のラッピングペーパー、反対側は棚になっている


包装紙(ラッピングペーパー)や、紙小物が所狭しと並べられているとっても可愛らしい店舗だった。
マスキングテープ好きの血が騒ぐ、柄の可愛さにあてられて、厳選したラッピングペーパーと、いちじくの柄のレターセット、お花の柄のメモをお迎えした。
私と同じような女子が「わー可愛い~」と言いながら入れ替わり立ち替わり来店して、棚の前で吟味をしていた。

その後、ようやく念願のカフェにたどり着き、一息つけた。
カフェでチーズケーキとカフェラテをいただいて血糖値を上げつつゆっくりしていたら、あっという間に16時近くになってきたので、今回のプチひとり旅はこれにて帰路につくことにした。

出張帰り、たった半日のことだったけれど、好きなものや環境に没頭できて、2025年1月の充実度もぐっと上がったように思う。
今回お迎えしたTETZBOと紙小物たち、大事にしっかりと使っていきたい。


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