あの夜、月だけがやさしかった。
この前、心が傷つく出来事があった。
すごく苦しくて、つらかった。
そんな時って、
ずっとネガティブなことばっかり考えてしまう。
共感してくれる方も多いと思うんだけど。
でね、気分転換しようと思って、
外に散歩に出かけたの。
真っ暗な中、
街灯だけが光って、
夜風で体が少し肌寒かった。
そんな中、
イヤホンから聴こえてくる素敵な音楽。
私にとってすごく大切な時間なんだよね。
気分がすごく落ちていたから、
「ほんと地面と会話でもしているの?」
ってくらい下を向いて歩いていたんだけど、
音楽を聴いていると、
心も落ち着いてきたから、
自然と顔が上がってきたの。
でね、ふと空を見上げたんだよね。
そこには、綺麗な月が光っていてさ。
その時思ったんだよね。
「月が、自分のことを見守ってくれてる」って。
自分は友達もほとんどいないし、
「孤独」を感じることも多い。
でも月がいつも同じように、
空にいてくれることで、
ひとりでいるはずなのに、
ひとりきりじゃない気持ちになれる。
楽しい夜も苦しい夜も、
空を見上げればいつも変わらず、
月が見守ってくれている。
つらい時は、どうしても下を向いてしまう。
私もあの夜、ずっと下ばかり見ていた。
でも、ほんの少し顔を上げた時、
そこに月がいた。
もしあのままずっと下を向いていたら、
自分を見守ってくれるような、
あの優しい光に気づくことはできなかったのかもしれない。
そう思った時、
苦しい時ほど顔を上げることって、
大事なのかもしれないと感じたんだよね。
もちろん、つらい時に顔を上げることは、
簡単じゃないよ。
私もきっと、また下を向いてしまうと思う。
でも、ほんの少しでも顔を上げてみることで、
あの夜の月みたいに、
自分を救ってくれるものに出会えるかもしれない。
だからこれから、
苦しいことや、つらいことがあった時も、
ずっと下を向いたままじゃなくて、
ほんの少しでも顔を上げようと思う。
そこに、あの夜の月のように、
自分をそっと支えてくれるものが、
あるかもしれないから。
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