マンガ豆本『人参失格』について
6月の文芸フェス三重2026に出品する、マンガ『人参失格』の豆本について、ご紹介します。
文芸フェス出店についてはこちら。
無事終えました。
ご来店、ご購入いただいた方、ありがとうございました!
ご紹介
表紙が出来上がってきました!

(内容は同じです)




内容は、創作漫画『人参失格』の冒頭15ページを収録。
物語の続きは、以下のリンクから読めます。
後半からネーム(下書き)になりますが、完結しています。
製本方法
この豆本の表紙は、1枚の紙を折るだけで出来ています。
(中のページは別紙です。)
『ヘディ・カイルの紙折り製本』(グラフィック社)という書籍と出会い、その「クラウンブック」という製本方法を学びました。
作るうちに、「これは製本方法と考えていたけど、もしかすると“独自性の高い折り紙作品”にあたらないかな…?」と、著作権のことが心配になりました。
販売するので、そこはちゃんとしなきゃです。
不安が顔を覗かせます。
書籍の出版社のグラフィック社さんに問い合わせたところ、「使用は問題ない」との返答をいただけました。
よかった…!
以下のように、表紙の爪でページの紙を押さえる構造になっています。



のり付けしなくても止まる、素晴らしい構造なのですが、本としての強度を考えて、のり付けすることにします。
紙へのこだわり
紙には目があります。
「紙におめめ?」と思われたでしょうか?
いえいえ、紙を漉く過程でできる、繊維の方向のことを、紙の目と言います。
紙を折る時は、その繊維の方向・紙の目に沿って折る方が、断然折りやすく、きれいに折れます。
切る時もそうです。
紙折り製本では、本の背の方向に何度も折るので、紙の目を考慮して紙を選んでいます。
仕上がりに差が出ます。
表紙は3色
表紙に使用している紙は、「玉しき」という厚手の紙です。
「きっか」柄の「たんぽぽ」色と「きのめ」色、
「さしこ」柄の「さくら」色の、3種類あります。

「きのめ」
「さくら」色
上の写真では少し暗く写ってしまいましたが…
「たんぽぽ」は明るい色、「きのめ」と「さくら」は優しい色で、どれも素敵な風合いです。

ページに使用している紙は、白色度の高い上質PPC用紙です。
こちらも紙の目を考慮しています。
サイズ
縦:約7.5cm
横:約5.3cm
厚み:約1.5cm
A8サイズ(A4用紙の1/16)です。
使う紙の寸法は、試作を重ね、独自に考えました。
ページ数・印刷
16ページ(表紙を含まず)
内容ページは、家庭用インクジェットプリンターでのモノクロ印刷です。
販売価格
300円(即売会での価格)
ぶっちゃけた話、かかった手間ひまを考えると、もうちょっと高くしたいのですが…
パン屋さんでの手作り品販売で感じることがあり。
「値段が安い方が、売れやすい」
(そりゃそうだ)
今回は戦略的に、この価格にします。
たくさん買ってもらえることを願って…!
おことわり【追加】
1冊1冊手作りのため、個体差があります。ご承知おきください。
また、既製品ほどの強度がありません。優しくお取り扱いください。
豆本の一部または全部の、無断での複写・複製・転載はおやめください。
(書影をSNS等で紹介してもらうことは構いません。)
ネットでの販売【6/24開始】
ネットでの販売を開始します。
BOOTH(ブース)というサイトの、私のショップ「エトブン」での販売になります。
匿名配送です。(宛名とご住所はこちらに知られません)
諸経費がかかるため、通販での販売価格は、1冊400円です。
加えて送料がかかります。
BOOTHに新たな配送方法が追加され、送料は以前よりお安く、200円です。
ご購入はこちらから↓
通販について詳しくは、こちら↓のnote記事をご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。
進捗状況・お知らせ
5/29
製本作業が完了しました!
試作・見本誌・失敗作も含めて、28冊作り上げました〜
品質チェックのために何度も読み返していますが、昔コツコツ描いていた『人参失格』のマンガが、本の形になって感慨深いです。
応援してもらえたおかげで、制作と文芸フェスでの販売をやり切ることができました。
本当にありがとうございました。
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