【名古屋探訪note2】犬千代ルートを歩く①
えりたです。
全国津々浦々の大名たちを見ていると、思いの外「名古屋」や「愛知」に所縁のある方が多いことに気づきます。それは、おそらく名古屋の郷土三英傑―織田信長、豊臣秀吉、徳川家康がそれぞれのあとを継ぐように天下統一を成し遂げたことが大きく関係しているのでしょう。
そのため、名古屋や愛知にはさまざまな大名や武将さま方に関わる場所が多くあります。そこで、名古屋育ちのワタクシ「えりた」が、改めてそんな場所たちを訪れようと思うのです。
前回伺ったのは、織田信長公に所縁の深い「桶狭間古戦場公園」でした。
そこで?、今回は織田信長公の(やんちゃな)家臣であられた、加賀大納言前田利家さまにまつわる場所を巡ります。
■今回歩くのは「犬千代ルート」です
■「犬千代ルート」とは
今回歩いたのは名古屋市中川区に整備された「犬千代ルート」です。「犬千代」は前田利家さまの幼名。その名の通り、その道沿いには利家さま所縁の場所が点在しています。
「犬千代ルート」は
あおなみ線荒子駅から荒子観音寺(浄海山円龍院観音寺)、前田利家の生誕地とされる荒子城址(冨士大権現天満天神宮)を経て、もうひとつの生誕地とされる前田城跡(前田速念寺)を結ぶルートを整備した武将観光ロード
です。全部で約6.6㎞の行程で、私はあちこちに寄っては、御朱印をいただいたり、写真を撮り散らかしたりしていたので、2時間半から3時間ほどかかりました。が、名古屋おもてなし武将隊 前田利家さまは1時間半ほどで回られたとか。……足の長さがそもそも違いすぎる気がしてなりませんが(涙目)。
■そういえば、前提として
上にしれっと「加賀大納言」と書いた通り、前田利家さまと言えば「加賀百万石の祖」、金沢所縁の方という印象が強いです。私も、名古屋城へ通うまではそう思っていました。

ですが、利家さまは織田信長公の家臣であり、れっきとした名古屋出身の武将さまなのです。
・ ・ ・
利家さまが生まれたのは「荒子」、名古屋の西の方に位置する場所です。「犬千代ルート」の説明にもある通り、生誕地にはいくつか説がありますが、「荒子」界隈であることには変わりありません。
そんな利家さまは、斬るなと言われたお坊さんを斬ってしまい、信長公から出仕停止を喰らったり、勝手に出陣して首級を挙げたのに信長公に怒られたり、馬防柵を越えて大けがをして信長公に呆れられたりと、なかなかにやんちゃな青年時代を送られます。

ですが、今も利家さまは荒子の地で慕われていらっしゃいます。きっと、とってもまっすぐで不器用で、愛すべき気質の持ち主だったのだろうなと偲ばれるのです。
そんな利家さまのやんちゃな時代を過ごしたと思しき「荒子」の地を、今回は「犬千代ルート」を辿るカタチで巡ります。
■なかなか進んで行かない迷子がここに
■荒子駅からスタートです
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線荒子駅は、名古屋駅から約6分ほどの場所にあります。

電車を降りて、駅の改札を出るとすぐにあるのが「前田利家公初陣之像」です。

大河ドラマ『利家とまつ』で主演を務められた唐沢寿明さんに面差しの似た、若き日の利家さまが馬上で槍を振るう像です。そして、それを見送るまつさまの像もそばにいらっしゃいます。
10年以上前、この「まつさま」の像をお披露目する除幕式に伺いました。式の次第が進み、まつさまの像に掛けられていた白い幕がさっと除けられたときのどよめきは今も忘れられません。
……いや、利家さまとまつさまって10歳の年齢差があるですよ。で、利家さまの初陣は15歳ですから、このときのまつさまは5歳。それは分かっているんです。
でもさ……まさかそんな実年齢を像にまで反映するとは思わず💦
除幕された瞬間、私のまわりでは「まつさま、幼女だ…」「幼女…」「ろり的なナニカが爆誕…」というざわめきが止まらなかったです(笑)
ですが、それももう笑い話。今ではすっかり慣れて、この像たちも荒子の地にしっかりと根を下ろしています。
■そして、荒子観音を目指したのですが
この初陣之像を撮り、しばらく感慨にふけったあと、まずは「荒子観音寺」を目指しました。この日は年の瀬も押し迫った平日でした。すっかり冬模様になったとはいえ、風も然程吹いておらず、また思っていたよりも暖かくて、お散歩するにはうってつけの午後でした。
これまで、荒子観音寺には何度か伺ったことがあります。ですから、迷子癖が強力装備されている私でもなんとかなるだろうと思い、意気揚々と出発したのです。
駄菓子菓子。
どれほど行けども「犬千代ルート」のしるしが見当たらず、焦り始めるワタクシがここに一匹。

そして、もう一つ。今回は「なごや歴史探検」というアプリを使おうと目論んでいたのです。
「なごや歴史探検」は、画面に示されるルートを辿り、チェックポイントを踏んでいくというアプリです。おそらく、ポケGO的な形式なのでしょう(やったことないけど)。
アプリを開いておけば、地図がデフォで付いてきますから、それを使えば、いくら何でも迷子になることはあるまいと思っていたんです。それなのに……まさかのアプリを使うことそのものを忘れるなんて聞いてない(号泣)。
そのため、ある程度歩いたあとではありましたが、泣く泣く荒子駅に戻ったのでした(´;ω;`)ウッ…

■そして、腹ごしらえを
さて、初っ端から迷子癖を遺憾なく発揮したワタクシは、「なごや歴史探検」のアプリも無事に起動し、再び意気揚々と歩き始めました。
すると、道路を隔てて向かい側に、洋菓子店「arako FIRENZE」さんがあったのです。これは行かねば! と思わずアプリの示す道を大きく逸れ、お店へ突撃しました(だから、迷子になるのでは…?)。

お店に入ると、ちょうどお店の名物「あらこシュー」が売られていました。こちらのシュークリームは大人気で、以前来たときにはちょうど売り切れたところでした。そんなこともあり、今回何年か越しに「あらこシュー」をいただく機会を得られて、ほくほくとうれしかったです。


「あらこシュー」は、加賀に移り住んだ利家さまが最も信頼なさっていた家臣たち=「荒子衆」にちなんで付けられた名前です。シュー皮はクッキー地でさっくさく、中のカスタードはもっちりで甘さがちょうどよく、気が付いたら食べ終わっていました。これはまた買いに行かねば。
あと、武将隊の利家さまが召しあがったという「あらこパイ」も。こちらはちょうど販売期間を外れていて、いただくことは叶わなかったので要再チャレンジを胸に、ようやく行くべき道へと戻ったのでした。
■という訳で
【名古屋探訪note2】犬千代ルートを歩く①でした。
今回は、前田利家公のご紹介と、スタート地点の荒子駅、そして、おいしい洋菓子店について書きました。
この「犬千代ルート」は、少々長めの道のりではありますし、いろいろ細かくご紹介したいと思っています。そのため、3回くらいの連載になるのではないかと。最後まで、よろしくお付き合いいただければ幸いです。
■おすすめマガジン
■えりたマガジン
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■【えりた書店】
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んじゃ、また。
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