夫の祝電にダメ出しし過ぎた話。
とある日曜日の朝。夫が何やら慌ててパソコンで検索をしていた。
ーーどうしたの?
放っておいても良さそうだが、聞いてあげる優しい私。
夫「あ、いやさ。今日スタッフの結婚式なんだけど、仕事の予定だったから欠席にしてて。せめて電報でも送ろうと思って、見てる。」
聞けば、贈り物をするほどの間柄ではないらしい(義理で招待されたのか)。女性のスタッフとのこと。
ーー昨日やっとけばよかったのに。
夫「すっかり忘れてて。」
この日、式場に間に合いそうな電報は、シンプルな台紙の物だけだという。個人的には、ぬいぐるみやプリザーブドフラワーなどのおまけが付いた祝電は求めないタイプなので、それでいいと思う。
いくつかの会社を見た後、商品は決まった。かわいい感じの押し花の台紙だ。後は中身。
夫「メッセージか〜。文章苦手だなあ。あ、例文がある。これでいいや。」
例文を選び、声に出して読む理系の夫。
ご結婚おめでとうございます
今日という日の感動を忘れずに、温かい家庭を築いてください
夫「どう?」
ーーうーん…。
なんかモヤっとする。
ーー「家庭を築く」って言い方、なんか古くない?まあよくある文言だけど。それに、「感動を忘れずに」って、ちょっと上から目線というか…。
夫「そうかな?じゃあ、別のにする。」
切り替え早いな。
再び選択した例文を音読する夫。
ご結婚おめでとうございます
新たな人生のスタートを迎えられ、お喜びでいっぱいのことでしょう
これからのお2人の未来が輝かしいものであることをお祈りいたします
いつまでもお幸せに
夫「これならいいんじゃない?」
しかし、またも、モヤっとする。
ーーあー、まあ、そうね。さっきのよりはいいかもね。でも…、「輝かしいもの」って表現、オーバーじゃない?それに、「いつまでもお幸せに」って、何というか、余計なお世話な気がする。いつでも幸せかなんて分かんないし。
ここまで話して、ハッとした。
たかが祝電一つにダメ出しし過ぎではないか?幸せいっぱいの2人に対して、なんてことを考えているんだ。自分に置き換えて、ちょっと捻くれた考えになっていないか?
夫は、「またまたー。」と、サラッとかわしながらも、また違うものを選んだ。深く考えてないな。
ご結婚おめでとうございます
これからお2人の歩む道のりに、幸多きことをお祈りいたします
夫「これは?」
ーーあー、それならシンプルだし、押し付けがましくないし、いいかも。
やっとモヤっとせず、ダメ出しもしなくて良い文章に出会った。
夫「じゃ、これにするー。」
と言って申し込んでいた。
私が2人のことを知っていれば、もっとオリジナリティのある文章を勧めたけれど、関係性もサラッとしてるみたいだし、まあ、それでよいのでは。
結婚って、日常の繰り返しだ。毎日同じようでも、本当に色んなことがある。結婚式はゴールではなく明らかにスタート。でも、それは経験してみないと分からない。だからこそ、軽く言えない言葉があるよなと思ったり、そこにこだわる私は考え過ぎなんだろうなと思ったり。それこそ、余計なお世話なのかもしれない。
だけど、気になったのに言わないのも性に合わないし、不誠実な気がして、ついついダメ出ししてしまった。
祝電一つでこれだから、夫が祝辞なんて頼まれようもんなら、めちゃくちゃダメ出ししちゃうんだろうなあとぼんやり考えた。「三つの袋とは…」とか入れてきたら、全カットするんだろうな。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさんは祝電の文章、どうやって作りますか?イメージを伝えて、チャッピーに作ってもらうのもいいかもしれませんね。
***2025/10/20追記***

