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【業界分析】オリックス銀行買収

個人的には結構びっくりなニュースでした。

証券会社が銀行を買収するというのは珍しいですよね。
一応大和証券は大和ネクスト銀行を保有しており、こことのシナジーを図るのが目的と思われます。

💴業績比較

資金力は大和ネクスト銀行の方が多いのに、利益はオリックス銀行が利益は多いという構図です。要はオリックスは運用がうまいということになります。

💡買収額は妥当か?

単純に考えると、3700億円掛けて200億円を稼ぐ会社を買ったことになります。これを回収するには、3700億円 ÷ 200億円 = 18.5年となります。いやいや、そんな高い買い物するわけないでしょと思います。

💫大和証券の狙いは?

まずは大和ネクスト銀行について考える必要があります。こちらは預金が約6兆円もあるにも関わらず、貸し出しているのが約2.9兆円となっており、せっかく集めた資金をうまく活用できていません。また貸出額ベースでの利益をで見てみると、その差は歴然です。

これより運用しきれていない預金残をオリックス銀行の運用利回りで回せばメリットが更に上がるという点を狙ったものと思われます。

✒️買収効果試算

大和ネクスト銀行の運用できてない預金残は3.1兆円
オリックスの1兆円あたりの利益は80億円
ということで3.1 × 80 = 248億円の増益効果が期待できます。

これを受けて元々オリックス銀行が稼いでいる200億円を加えた
448億円で3700億円の回収を試みると8.3年と単純計算よりも10年短縮することができます。実際は大和ネクスト銀行にはない信託報酬などのビジネスも加わるため、更なる上積みも狙えますが、その点は計算が難しいこともあり割愛します。その点を考慮してもこの買収は大和ネクスト銀行の弱点を大きく補う効果のある買収になっていると思われます。

📚まとめ

見た目上では3700億円で200億の利益の会社を買う高い買い物に見える。ただ実際は、大和ネクスト銀行課題である資金運用を、オリックスの持つ不動産ローンなどの高収益で回すハイシナジーを狙った買収と言えます。

200億から250億円ぐらいの上積みを行いつつ、信託報酬などの更なるシナジーを加えて、最終的には500億~600億円ぐらいの効果を狙った野心的な見込みを持っているのではないかと思われます。

収益推移については今後も注視したいと思います。

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