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【コーチング実例共有】事業部長から事業本部長へ ― 「視座を高める旅」に伴走した半年間

今年1〜6月、あるグローバル企業にて、事業本部長への昇格を控えたリーダーのコーチングを担当しました。

新しい役割への期待がある一方で、「この立場を本当に担えるのだろうか」という不安も抱えておられ、経営陣との相談を経て伴走が始まりました。

今回は、クライアント様のご厚意により、その探求の一部をご紹介します。
 

セッションの序盤では、私自身がHRマネージャーからHRディレクター、そしてGlobal CHROへと役割を変えてきた実体験について、具体的なアドバイスを求められる場面も多くありました。

実践知を共有することが価値になる瞬間は確かにあります。しかし、それ以上に変化を生み出したのは、コーチングによるシンプルな『問い』でした。
 

印象的だったのは、"What if..."という問いです。
「もしあなたが社長だったら?」
「もし制約がなかったら何を選ぶ?」
「もし今の知見を持って当時に戻れるなら?」

 
立場を変えることで景色が変わり、時間軸を変えることで、これまでの経験に新たな意味が宿ります。これらは正解を導く質問ではなく、自分自身の中にある答えとつながるための『意味をつなぐ問い』です。

だからこそ、「何を手放し、何を優先するか」という決断も、自らの意思として腹落ちしていきます。

 
7月、その方は実際に事業本部長へ昇格されました。そして、「新しい立場だからこそ、引き続き伴走してほしい」というありがたい言葉をいただき、現在は経営メンバーとしての挑戦を、リーダーシップコーチングと経営チームの組織開発の両面からご一緒しています。

 
私がコーチングと組織開発で大切にしているのは、答えを与えることではなく、その人自身が『意味』を見出し、自ら動き出せる対話をつくることです。

一人ひとりのリーダーが、自ら意味を見出し、可能性をUnlockし、その変容が組織の成果につながっていく。そんな旅路に、これからも伴走していきたいと思います。


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