母へのざわつき解消の道のり #1
※2026年1月28日
読み返して違和感を感じた箇所は、修正しました。
母には、小さい頃からのしこりを感じていました。
そんな気持ちがふつふつと出てきたとき。
今日は、母が退院し、日常生活に戻りつつある頃、
そのざわざわした気持ちを母にぶつけ、
話し合ったことで、過去のしこりが小さくなったことを綴ります。
実家に立ち寄り、家事の手伝いをしていた時、
(ことの発端は何だったか・・)
母が何か文句を言ったことに対して、
(また、文句。いつもそう。)
私は、過去の嫌な思い出がよみがえった。
「昔の母の日のこと覚えてる?私がめちゃくちゃ傷ついたこと」
幼い日の嫌な記憶
確か小学校2,3年生だった頃。
(毎日大量の洗濯物を干す母が大変そう)と思い
洗濯ばさみをさっと取れるようにと
母の日に手作りの品をプレゼントした。
当時、洗濯ばさみは小さなかごに入っていて、
取り出すときに手間取っているように見えた。
そこで、長方形の布をきれいにたたんでアイロンをかけ、
周囲に洗濯ばさみを止め、物干し竿にぶら下げるようなものを
作ったのだった。

しかし、母の反応は「何これ?こんなの使いにくいわ」
見向きもせず、ぽいと。
確かに、何これ?という代物ではあったと思う。
でも、当時の私は
(せっかく作ったのに!
親ならお世辞でも嬉しいというんじゃないの?)
抑えこんでいたその時の感情がむくむくと大きくなった。
「私が親だったら子どもが作ってくれたものをそんな風にしないし、
そんな言い方しないわ。ほんとによく、文句言ってたね」
母は、驚いたように
「そんなひどいこと言ったの?そんな可哀そうなことをした?」と。
その言葉を聞き、少し拍子抜けした私に当時のことを話し始めた。
若い母の苦労
・大所帯の中で、何をするのも必死で余裕がなかったこと
・実家に帰って親に言っても諭されるだけで、辛かったこと
家は商売をしており、
父の両親、まだ結婚していない父のきょうだい達、
住み込みで働く店の従業員も同居の大所帯。
嫁ぎ先でお手伝いさんのように毎日3度の食事、
皆の世話に明け暮れ、
その若さでさぞかし大変だっただろう。
父は、真面目でおとなしいが仕事一筋。
職人気質で口下手。
母に上手に言葉をかけられなかったと思う。
大人になった今なら、
文句の一つも言いたくなる気持ちはよくわかる。
だけど、幼い私は
父や家事の大変さに文句を言うときの母は嫌いだった。
そもそも、同居を望んだのは母だと聞いていたから。
小学生の頃、こんな大変な家にどうして来たのかと聞いたとき、
皆一緒の方が楽しいと思ったと。
確かに、祖父母や他の家族に対する文句を聞いたことはなかった。
多くの人が集まるのが何より好きな人だった。
辛くはなかったという母
母 「私、そんなに文句言ってた?」
私 「うん、何かよく怒ってた」
母 「そう?覚えていないわぁ。
一生懸命やってたことは覚えているけど。
きっとできない自分に腹が立っていただんだろうね」
私 「自分になの? 辛かったという思い出はない?」
母 「うん、ないよ」
アウトプットしたことで話し合え、
心が少し軽くなった
母への切り出し方は、工夫が必要だったかもしれないが、
自分のもやもやを伝えたことで話し合えてよかったと思った。
記憶がなくなっているのか定かではないが、
「辛い思い出はない」ということと、
「当時の私への対応はひどい」と認識してくれたことで、
私の心は少し癒された。
それまでは、母が怒りっぽくなったのは
病気だと分かっていても、
優しい声かけをするのをためらうことがあった。
自分の中の哀しさが癒されると、
相手に対するマイナスの感情が、ほんの少し小さくなるのを感じた。
ただ、母へのざわつきは、まだまだあった。
ひとまず、今回は(その1)として、続きはまた。
ことある毎に、こうしたやり取りをしたおかげで、
最期は本当に悔いなく介護に関わり、
在宅で看取ることができたと思っている。
家族が大好きで、家族のことを心配し、口うるさかった母。
時代の中で、それが当たり前ととらえ、一生懸命だったんだよね。
私たちを育ててくれてありがとう。
今は天国でゆっくり皆と仲良くしていてね。
ご先祖様も一緒だから寂しくないよ。
ただ、私は母を通して、性別役割、嫁、家制度の意識や
こうあるべきという押しつけへの反発が芽生えた。
性別にかかわらず、障害のあるなしにかかわらず、
誰かが一人で抱え込んだり、我慢することなく、
世間の常識に自分を閉じ込めるのではなく、
もっと、一人一人が主体的に自由に交流し、
生きやすい世の中になればいいのに。
人は変わる。未来は変えられる。
信念を行動すべく、日々、精進します。
ここまで、お付き合いくださり、ありがとうございました。
あなたの今日が素敵な一日でありますように。
#母へのざわつき 、#親子、#介護、#対話、#反発、#押しつけ
