はじめに ─ 団地案内
ヨッシーといいます。
数あるnoteの中から『エントロピー団地』にお越しいただき、ありがとうございます。
大学時代(けっこう昔です)、僕は仲間内で
「怖い話といえばヨッシー」
というポジションを担当していました。
ネタのストックを持っていたからです。
カバンの中には心霊写真も常備していました。
おかげで合コンにはよく誘われましたね。
なぜネタがそんなにあったかというと、「ひろくん」という小学生から仕入れていたからです。
▽
当時、僕は週に2回、家庭教師のバイトをしていました。
小学生「ひろくん」に勉強を教えていた。
ひろくんは、団地に住む一人っ子のカギっ子。
ご両親は共働きで、僕が行く時間帯はだいたい留守でした。
団地のあたりは、江戸時代に処刑場があった場所だそうです。
そのせいか、団地の近辺では奇妙なことが多発していました。
ひろくんは、日常的にそういうのに接していたんです。
ネイティブって言うんですかね。
そしてひろくん、その体験談を僕に話してくれました。
勉強をサボることが目的だったようですが、僕もネタを仕入れることができたので、お互い様です。
ただし、僕自身も、無事だったわけではありません。
団地に通っているあいだ、それなりの目に遭いました。
たとえば、団地には、1か所、「行ってはいけない」とされる場所が存在します。
H棟の11階です。
油断をすると呼ばれてしまうので、気を抜くことができませんでした。
▽
そんな大学時代に僕がひろくん方面から仕入れた話を、思い出しながらここに書き綴っていきます。
すべて一話完結なので、どこから読んでも大丈夫です。
気が向いたときに、のぞいてみてください。
<投稿方針>
現在は不定期更新。
1話ごとに読み切り形式です。
文字数はおおむね1,500〜2,000字程度、コーヒー1杯のあいだに読めるボリューム(約3〜5分)かな、と思います。
