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二周目からの関西観光 第三十七回 浄土寺(兵庫県)

今回は、二周目の関西観光で、兵庫県小野市にある国宝・浄土寺(山号:極楽山)を紹介します。

浄土寺とは

重源ちょうげん(1121〜1206)は、平安時代から鎌倉時代を生きた僧で、61歳のときに1180年に焼失した東大寺の再建の責任者勧進職かんじんしきになり、東大寺再建のための拠点として重源が創建したのがこの浄土寺なのです。(元は同市にあった広渡寺が荒廃していたのを、重源が復興した)

浄土堂

浄土寺の目玉はやはり国宝・浄土堂阿弥陀三尊立像です。

浄土堂【国宝】

創建当時の姿を残しています。

この浄土堂大仏様だいぶつよう(天竺様)という重源が宋の国から伝えた伝統的な建築様式です。
かつては京都の醍醐寺経蔵(お経を収める蔵)も同じ造りでしたが、昭和時代に焼失し、現存している「大仏様」の建物は
奈良・東大寺南大門とこの浄土堂二つのみなのです。
大仏様は宋の国から伝わったため、大陸風の大胆な美であり、日本のような繊細な造り(和様)には合わなかったこともあり、伝えた重源の没後は、急速に衰退してしまいました。
しかし、後の時代に大仏様の技術を取り入れた建物も多数建てられました。

大仏様のさらに詳しい解説は

こちらから(おの観光ナビ)

内部にある阿弥陀三尊立像(国宝)は撮影ができませんでしたが、中央の阿弥陀如来像は約5.3m、両脇の観音菩薩・勢至菩薩も約3.7mと初めて見た時はとにかく迫力がすごいですが、名仏師・快慶作であるため、よく見ると、仏像が立つ土台や、身につけているもの、手に持っているものまで極めて繊細に造られています。また、浄土堂中央に位置しているため、360度様々な角度から見れて、かなり近くまで近付けるので、さらに快慶のこだわりを間近で体感できます。

薬師堂(本堂)

1197年上棟(建立)、火災で焼失後1517年再建。
【重要文化財】

開山堂

本堂横にある開山堂【県指定文化財】
重源の坐像を安置するための堂。

歓喜院

浄土寺塔頭たっちゅうである歓喜院は浄土寺より徒歩すぐ。
夏は蓮や睡蓮が綺麗です。

境内
睡蓮

まとめ

今回は、二周目からの関西観光で、兵庫県小野市にある浄土寺を紹介しました。
この浄土寺は、人気のある寺院から選ばれた新西国霊場の客番札所(番外霊場)でもあります。
都市部の寺社には少ない、貴重なつくりの建物や仏像の迫力をぜひ皆さんも間近で感じてみてください!

アクセス:神戸電鉄「小野」駅から小野市コミュニティバス(らんらんバス)北回り循環ルートまたは中谷ルートで
約16分〜32分(本数少)

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