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【全資産横断分析】日足・週足の強弱チャートから読む「今、最も強い市場はどこか?」


図解まとめ


日足
週足


相場を見るとき、重要なのは「何が上がっているか」だけではありません。
どの資産から資金が抜け、どの資産へ資金が移っているのか。
今回の強弱チャートからは、主要通貨だけでなく、S&P500、NASDAQ100、日経225、上海総合、ゴールド、原油、ビットコインまで、複数市場の資金フローを横断的に読み取ることができます。
さらに日足と週足を重ねることで、
「すでに強い資産」
「調整しているだけの資産」
「これから反転する可能性のある資産」
を分けて考えることができます。
今回はチャートに表示されている全資産を同じ土俵で比較し、現時点で最も魅力的なロング候補・ショート候補は何なのかを探っていきます。
今回の結論
今回、最も注目したいのはS&P500、NZD、EUR、そしてゴールド(XAU)です。
完成度という意味では、日足・週足ともに強いS&P500がロング最有力
一方、弱い資産と強い資産を組み合わせるという観点では、EURNZDショートが非常にきれいです。
そして少し違った意味で注目したいのがゴールド。
まだ週足まで完全な上昇トレンドにはなっていませんが、日足が先行して反転し始めており、次の主役候補になり得る位置にあります。
現在の市場は、
「すでに強いものを買う」戦略と、「反転し始めたものを先回りする」戦略を分けて考えたい局面
だと見ています。
日足――NZDとJPYが急浮上、USDが最弱圏へ
まず日足です。
強弱値上位を見ると、
NZD +40.20
JPY +30.55
S&P500 +15.05
XAU +5.59
BTC +0.83
となっています。
一方、弱い側では、
CAD -10.59
上海総合 -12.16
EUR -13.89
USD -22.66
となっています。
特に目立つのが、NZDの急上昇とUSDの弱さです。
NZDの波形を見ると、一度大きく沈み込んだところから反転し、0ラインを突破して+40台まで一気に上昇しています。
単なる横ばいからの小反発ではありません。
底打ち → 上昇加速 → 0ライン突破 → 強気領域へ
という、トレンド転換時に見られる非常に特徴的な動きです。
JPYも同様に急上昇しています。
ただし、JPYについては後述する週足との方向差が大きいため、NZDとは少し意味合いが異なります。
週足――CNH・AUD・株価指数が強い
次に週足です。
上位は、
CNH +61.19
AUD +49.54
日経225 +26.30
S&P500 +25.68
NASDAQ100 +21.76
GBP +10.61
USD +8.65
となっています。
一方で、
XAU -12.31
BTC -21.88
CHF -35.99
CAD -39.23
EUR -40.56
と、かなり明確な差があります。
ここで面白いのが、日足だけでは分からなかった中期的な資金の居場所です。
CNHとAUDが強く、さらに日経225、S&P500、NASDAQ100が上位。
つまり週足では、
株価指数の強さがかなり鮮明
です。
全資産で比較するとS&P500の完成度が高い
今回のチャートで非常に重要なのがS&P500です。
日足は**+15.05**。
週足は**+25.68**。
どちらもプラスです。
NASDAQ100は週足+21.76と強いものの、日足は-0.91。
日経225も週足+26.30ですが、日足は-8.12。
つまりNASDAQ100と日経225は、
「中期では強いが、短期では調整している」
状態です。
対してS&P500は、日足・週足ともプラス。
複数時間軸の方向が一致しています。
そのため、現時点のチャートだけを比較するなら、
👑 ロング最有力:S&P500
と判断します。
強い資産を素直に追いかけるという意味では、最も分かりやすい位置にいます。
NASDAQ100と日経225は「押し目候補」
NASDAQ100と日経225については、弱いという評価ではありません。
むしろ週足は強い。
NASDAQ100は週足+21.76。
日経225は+26.30。
問題は日足です。
NASDAQ100は-0.91、日経225は-8.12まで低下しています。
これは、中期トレンドそのものが崩れたというより、
週足上昇トレンドの中で日足が調整している
可能性があります。
したがって、日足が再び0を突破して上向くようなら、ロング候補として一気に優先順位が上がります。
特にNASDAQ100はS&P500に追随できるかを見ておきたいところです。
ゴールド――今回かなり注目したい「反転初期」
今回、個人的に非常に興味深い波形なのがゴールド(XAU)です。
日足は**+5.59**。
しかし週足は**-12.31**。
数字だけなら、それほど強くありません。
ただし重要なのは変化の方向です。
日足ではすでにプラス圏へ浮上しています。
一方、週足はまだマイナス。
つまり、
下位時間軸が先に反転し、上位時間軸がまだ追いついていない
状態です。
トレンドの初期では、当然こうした時間差が発生します。
そのためゴールドについては、「今最も強い」という評価ではありません。
むしろ、
「次に強くなる可能性がある資産」
として見ています。
今後、週足強弱が-10、0と上昇していくようなら、
日足反転 → 週足反転
という非常に強い流れになります。
S&P500が「完成している強さ」なら、
ゴールドは「形成されつつある強さ」
ここは区別して見ておきたいところです。
ビットコイン――反発しているが、まだ中期では弱い
BTCは日足**+0.83**。
一方、週足は**-21.88**です。
日足では0付近まで戻ってきています。
ただし週足はまだかなり低い。
つまり現状は、
短期反発は始まっているが、中期トレンド転換までは確認できない
という評価になります。
ゴールドとの違いもここです。
どちらも週足ではマイナスですが、現時点ではXAUの方が日足で先に強さを見せています。
BTCは今後、日足がさらにプラス方向へ伸び、週足も底打ちするかを確認したいところです。
原油は現時点では優先順位が低い
OILは日足**-1.42**、週足**+3.28**。
どちらも0付近です。
強いとも弱いとも言い切りにくい。
全資産を横並びにして比較すると、
S&P500のように時間軸が揃っているわけでもなく、
ゴールドのように明確な反転初期が見えているわけでもありません。
したがって現時点では、あえてOILを選ぶ必要性は低いと判断します。
FXでは「強い通貨 × 弱い通貨」を組み合わせる
ここからは通貨同士の組み合わせです。
単純に「強い通貨を買う」だけではなく、
最も強いものと最も弱いものを組み合わせる
ことで、トレンドが明確になりやすくなります。
今回、その条件に最も合うのがEURNZDです。
👑 ショート最有力:EURNZD
日足では、
NZD +40.20
EUR -13.89
その差は約54ポイント
さらに週足でも、
NZD -4.74
EUR -40.56
その差は約36ポイントあります。
重要なのは、日足・週足の両方でNZDがEURより強いことです。
NZDそのものは週足ではまだマイナスですが、それ以上にEURが弱い。
相対強弱という意味では非常にきれいです。
したがって、
👑 ショート最有力:EURNZD
と評価します。
EURAUDショート――週足の強弱差が非常に大きい
EURAUDも面白い組み合わせです。
AUDは週足**+49.54**。
EURは**-40.56**。
差は約90ポイント
これは非常に大きな乖離です。
日足ではAUDが+0.05とまだ勢いがありませんが、それでもEURより上です。
EURNZDが日足の勢いまで含めて強いのに対して、
EURAUDは週足の大きなトレンド差を狙う候補
という位置付けです。
数日〜数週間の視点なら、非常に興味深い組み合わせです。
NZDCADロングも有力
NZDCADも時間軸の整合性があります。
日足は、
NZD +40.20
CAD -10.59
差は約51ポイント
週足でも、
NZD -4.74
CAD -39.23
差は約34ポイント
日足・週足ともNZD優位です。
特に日足ではNZDの上昇モメンタムが強いため、
FXロング最有力:NZDCAD
と見ています。
AUDUSD――日足再加速を待ちたい
AUDUSDも候補です。
AUDは週足+49.54。
USDは+8.65。
中期では明確にAUD優位です。
さらに日足ではUSDが-22.66まで低下しています。
AUDは+0.05なので、日足でもAUD優位。
ただしAUD自体の日足モメンタムはまだ弱い。
そのため、AUDが日足で再び+10、+20と上昇してくるなら、
AUDUSDロングの完成度がかなり高まる
と考えます。
USDJPYはあえて見送る
USDJPYは非常に面白い状態ですが、現時点では最有力にはしません。
日足では、
JPY +30.55
USD -22.66。
圧倒的に円優位です。
しかし週足では逆。
USDはプラス圏ですが、JPYは大幅なマイナス圏。
つまり、
日足と週足が正面からぶつかっています。
日足だけならUSDJPYショートですが、上位足との整合性がありません。
こういう局面は値動きが大きくなりやすい一方、往復も起こりやすい。
他に時間軸の揃った候補がある以上、無理にUSDJPYを選ぶ必要はないと考えます。
今の市場を一言で表すなら
今回の強弱チャートで重要なのは、
「ドルが弱い」だけではありません。
もっと大きく見ると、
資金の行き先が分かれ始めている
ことです。
S&P500は日足・週足とも強い。
NASDAQ100・日経225は中期的には強いが短期調整中。
NZDは日足から急激に浮上。
ゴールドは反転初期。
BTCはまだ中期弱気。
EUR・CADは相対的に弱い。
この違いを利用して、
「すでに強い資産」
「これから強くなりそうな資産」
「弱さが継続している資産」

を組み合わせるのが、現在の強弱チャートの使い方として面白いと考えています。
【最有力候補】
🥇 全資産ロング最有力:S&P500
日足・週足とも強く、時間軸の整合性が最も高い。
🥇 全資産ショート最有力:EURNZD
NZD強・EUR弱が日足と週足の両方で成立。
🥈 FXロング最有力:NZDCAD
NZDの日足急上昇とCADの弱さを組み合わせる。
🥈 中期ショート候補:EURAUD
週足強弱差が非常に大きい。
反転監視最重要:XAU
日足はすでにプラス転換。週足が0へ向かえば評価を大幅に引き上げたい。
次点監視:NASDAQ100・日経225
週足は強い。日足の再上昇待ち。
今後、特に見るべきポイント
最も分かりやすいのは、S&P500の強さが維持されるかです。
次にゴールド。
XAUの週足強弱がマイナス圏から0へ近づいていくなら、今回の分析で最も重要な変化になる可能性があります。
NZDについては、日足の急上昇が週足へ波及するか。
NASDAQ100と日経225は、日足が再び上向くか。
そしてEURについては、弱さが続く限り、NZDやAUDなど相対的に強い通貨との組み合わせでショート候補を探しやすい状況が続きそうです。
まとめ
今回の全資産横断分析では、S&P500が最も完成された強さを持っていると判断しました。
一方で、今後の変化という意味ではゴールドが面白い。
そして通貨では、NZDの急浮上とEURの弱さが際立っています。
したがって現在は、
完成したトレンドを狙うならS&P500。
強弱差を狙うならEURNZDショート。
反転初期を狙うならXAUを監視。
この3つを軸に、市場全体の資金フローを追っていきたい局面です。

※本記事は、強弱チャートの数値・波形・複数時間軸および市場環境をもとにした個人的な分析です。将来の値動きを保証するものではなく、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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