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5_suzurie
火傷と灯火
ぶわぁぁぁっと、
体温を思い出して、
ボロッボロに泣いていた。
今日が明日 昨日になって
誰かが忘れたって
今君がここにいる事を
僕は忘れないから
見えない涙拭って
謝るように笑って
触ったら消えてしまいそうな
細い指の冷たさが
火傷みたいに残っている
あぁ 半端なく力強くて、
もはや痛かったあの、あったかさ。
ギューって握られた手。
返事の代わりだったあの握力。
あぁ 聞いてるんだなぁって感じていた。
最期に会った
あの日の穏やかな
柔らかな陽の光と、空気を覚えている。
そして、違いを体で理解したくて
凍ったみたいな冷たさの手と
おでこの感触もちゃんと覚えている。
握りすぎて、
何時間もずっとそばにいて
ぬるくなってしまったあの温度も。
火傷みたいに。
でも、灯火みたいに大事に残してる。
見つけた言葉いくつ
繋げたって遠ざかる
今一番伝えたい想いが
胸の中 声を上げる
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