CELTA② ―応募・英語資格・事前課題・オンライン面接のすべて―
CELTAを受けると決めたとしても、合格しなければ参加することはできない。その際、
「どうやって応募するの?」
「英語力はどれくらい必要?」
「事前課題って何?」
「面接はどんな内容?」など気になることがたくさん。
私は海外で対面4週間のフルタイムで Pass A を取得した。
その経験をふまえて、この記事では応募〜選抜の流れを、可能な限りわかりやすく、正確にまとめる。
「海外でCELTAに挑戦したい」
「現職のまま受けるか迷っている」
そんな方の参考になれば嬉しい。
■ 1. 応募(Application)
CELTAは世界各地の認定センターで実施されている。日本、ヨーロッパ、中東、オーストラリア、東南アジア……。
基本の応募プロセスはどこでも同じ。
▼ STEP 1:応募フォームの提出
センターのホームページなどから “Application Form” を入手し、氏名・経歴・英語歴・動機などを記入する。
ここでは合否は決まらないが、
文章の伝え方で印象が変わるので丁寧に書くのがおすすめ。
▼ STEP 2:履歴書(CV)の提出
英語で書く必要がある。
私は 高校の英語科教員・教科主任としての経験 を中心にまとめた。
教育経験は必須ではないが、
「教える場面に慣れている」ことはプラス評価になる。
▼ STEP 3:英語資格の提出
知っている人は少ないが、多くのセンターで英語力の証明が必要だ。求められるレベルはCEFRでC1レベル。そのレベルがあればネイティブ以外でも参加することができる。
私はIELTSのスコアを提出した。
※どうしてもC1がないが参加したい人がいれば連絡ください。
CELTAは世界基準の英語教師になるコースなので、「英語で授業ができるか」が最重要。
■ 2. 最大の関門:事前課題(Pre-Interview Task)
応募後に送られてくるのが 事前課題(Pre-interview Task)。これは小さな “英語教授法テスト” で、
主に次のような内容が出る。
▼ 文法・語法の説明
例
What is the difference between “I’ve been to” and “I’ve gone to”?
→ 意味の違い、状況の違いを英語で説明する。
▼ Error Analysis(誤り分析)
例
He go to school every day.
→ どこが誤りで、どう直し、なぜそうなるのかを説明する。
▼ レッスン導入の設計
短い教材を渡され、
「5分でできる導入を作ってください」といった問題が出る。
▼ CCQ(概念確認質問)の作成
例
“must” を教えるとき、
学習者にどのような質問をすれば意味が確かめられるか?
とはいえ、この事前課題でつまずく受講希望者は少なくない。
「英語を知っている」と「英語で説明できる」は別物だからだ。
これが面接の元になるので、しっかりと取り組むと良い。
■ 3. オンライン面接(Interview)
事前課題を通過すると、次は オンライン面接に進む。
担当トレーナーと30〜40分ほど話すのだが、ここでの受け答えが合否を左右する。
▼ 面接で聞かれたこと(実際の例)
① 英語教師としての経験
• どんな学校に勤めている?
• 生徒のレベルは?
• どんな授業をしている?
• 指導で意識していることは?
② なぜCELTAを受けたいのか
もっとも重要な質問。
私はこう答えた:
• 日本での指導法を国際基準で見直したい
• 海外大学院(TESOL)進学を見据えている
• 日本の校務から離れ、学びに集中する時間が必要
• 他国の教師と学び合いたい
③ 事前課題の深掘り
提出したタスクから、いくつか質問される。
例:
「あなたの書いた文法説明は、A2学習者にとってどのように分かりやすい?」
「このCCQの意図は?」
「この活動の目的は?」
ここで 論理的に説明できるかどうか がポイントになる。
④ 英語力(コミュニケーション能力)の確認
CELTAの授業はすべて英語。
指示、説明、フィードバック、すべて英語。
• 質問に対する反応速度
• 文法より“伝わるか”
• 説明が簡潔か
これらを見られる。
私の場合、面接の最後に、合格はもらうことができた。
■ 4. 合格後:ここからが本当のスタート
合格通知が届いた瞬間は嬉しい。
しかし同時に、「ここからが本番だ」と理解する。
CELTAはとにかくハード。
授業準備、フィードバック、実習、課題……
一瞬も気が抜けない。
でもその分、
英語教師としての基礎体力が一気に鍛えられる。
日本に戻ってから授業が確実に変わったのも、
この厳しさがあったからこそだと思う。
■ 次回(第3回):Teaching Practice(TP)編
次回は、受講者が全員苦しむ Teaching Practice(TP) を扱う。
• 実習の流れ
• 教える学習者のレベル
• 何が評価される?
• 私がPass A を取れた理由
• 他の受講者が苦戦していた点
TPの具体例は 有料版で公開予定。
特に、授業の構成やフィードバック内容は、将来の受講者にとって大きな価値があるはず!
