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canー「できる」ではなく、可能性が開いている感覚|大人のやり直し中学英語[マンガでわかる]



1. can は「できる」だけではない

can は、学校ではよく
「〜できる」と習います。

もちろん、それは間違いではありません。

でも、can は能力だけに使う言葉ではありません。

たとえば、こんな文があります。

👉 I can swim.
(私は泳げます)

👉 You can sit here.
(ここに座っていいですよ)

👉 Accidents can happen.
(事故は起こることがあります)

一つ目は、能力。
二つ目は、許可。
三つ目は、可能性。

日本語にすると意味が少し違って見えますが、
英語の中では、どれも同じ can でつながっています。

can の本質は、

“その行動への道が開いている”

という感覚です。

泳ぐ力があって、swim への道が開いている。
座ってよい状況で、sit here への道が開いている。
事故が起こる可能性があって、happen への道が開いている。

だから、どれも can を使うのです。


2. can は「能力」を表す

can の一番わかりやすい使い方は、
能力を表す時です。


She can speak English.

👉 She can speak English.
(彼女は英語を話せます)

これは、
彼女の中に、英語を話す力があるということです。

“speak English” という行動への道が、
彼女には開いています。


I can drive.

👉 I can drive.
(私は運転できます)

これも、
運転する力や資格があり、
“drive” への道が開いているということです。


3. can は「許可」にも使う

can は、能力だけではありません。

「してもいい」という許可にも使われます。


Can I sit here?

👉 Can I sit here?
(ここに座ってもいいですか?)

これは、
直訳すると「私はここに座れますか?」です。

でも実際には、
「ここに座ることへの道は開いていますか?」
とたずねている感じです。

だから、

👉 ここに座ってもいいですか?

という意味になります。


You can use this pen.

👉 You can use this pen.
(このペンを使っていいですよ)

これは、
“use this pen” への道を、
相手に開いてあげている感じです。



4. can は「可能性」にも使う

can は、
「そういうこともあり得る」という可能性にも使われます。


It can be difficult.

👉 It can be difficult.
(それは難しいこともあります)

これは、
いつも必ず難しいという意味ではありません。

でも、状況によっては
難しくなる可能性がある。

“be difficult” への道が、
場合によっては開いている。

そんな感覚です。


Accidents can happen.

👉 Accidents can happen.
(事故は起こることがあります)

これも、
事故が必ず起こるという意味ではありません。

でも、起こる可能性はある。
その道は開いている。

だから can を使います。



5. can’t は「道が閉じている」

can の反対は can’t です。

can が
「可能性が開いている」なら、

can’t は、

“その行動への道が閉じている”

という感覚です。


I can’t swim.

👉 I can’t swim.
(私は泳げません)

これは、
“swim” への道が閉じている感じです。

泳ぐ力がない。
泳げる状態ではない。

だから can’t を使います。


You can’t park here.

👉 You can’t park here.
(ここに駐車してはいけません)

これは、
“park here” への道が閉じられているということです。

能力の問題ではなく、
ルールとして道が閉じています。


6. can は「軽く頼む」ときにも使える

can は、
相手に何かをお願いする時にも使います。


Can you help me?

👉 Can you help me?
(手伝ってくれますか?)

これは、
直訳すれば
「あなたは私を手伝うことができますか?」です。

でも、会話では
相手にお願いする表現としてよく使われます。

なぜなら、
相手に

“help me への道は開いていますか?”

とたずねているからです。


Can you open the window?

👉 Can you open the window?
(窓を開けてくれますか?)

これも、
相手に命令しているのではなく、
「窓を開けることはできますか?」
と、可能性をたずねる形でお願いしています。


7. can は「動詞に可能性をのせる」

ここで、助動詞としての can を整理しましょう。

助動詞は、
動詞の前に置いて、
その動詞に話し手の見方をのせるピースです。


I swim.

👉 I swim.
(私は泳ぎます)

これは、ただの動作や習慣。


I can swim.

👉 I can swim.
(私は泳げます)

ここでは、
swim に can がついて、
「泳ぐ可能性が開いている」という意味になります。


You use this pen.

👉 You use this pen.
(あなたはこのペンを使います)


You can use this pen.

👉 You can use this pen.
(このペンを使っていいですよ)

ここでは、
use this pen に can がついて、
「使う道が開いている」という意味になります。


今回のパズルまとめ

can のコア

👉 「可能性が開いている」


can の形

👉 can + 動詞の原形

例:

👉 I can swim.
(私は泳げます)

👉 You can use this pen.
(このペンを使っていいですよ)

👉 Accidents can happen.
(事故は起こることがあります)


can の感覚

  • 能力がある

  • 許可されている

  • そうなる可能性がある

  • 行動への道が開いている

  • 動詞に「可能性」の光をのせる


can’t の感覚

👉 can
= 道が開いている

👉 can’t
= 道が閉じている


can が使われる場面

👉 I can swim.
(私は泳げます)

👉 She can speak English.
(彼女は英語を話せます)

👉 Can I sit here?
(ここに座ってもいいですか?)

👉 You can use this pen.
(このペンを使っていいですよ)

👉 It can be difficult.
(それは難しいこともあります)

👉 Can you help me?
(手伝ってくれますか?)

全部、

“その行動への道が開いている”

感覚でつながります。


can は、
「できる」と訳すだけでも、
ある程度は理解できます。

でも、英語の感覚では、
can はもっと広いピースです。

能力がある。
許可されている。
可能性がある。
お願いとしてたずねる。

これらはすべて、
「その行動への道が開いている」
というイメージでつながっています。

パズルで can を使うときは、
動詞の前に can のピースを置くことで、
その行動へ向かう門がパッと開く様子をイメージしてみてください。

can は、
未来を決める will とは違い、
今ここにある可能性を開く助動詞です。

次回は、
will を助動詞としてもう一度見直し、
「意志」や「予測」が動詞にどうのるのかを見ていきます。


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Michiko 最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、工房の新しいピース(教材)の研究費や、見習い君とマイスターのお茶菓子代として大切に使わせていただきます。「大人の学び直し」を、これからも一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。