夢の正体、実は令和になっても解明されていない。いまだに人類が解けていない最大級の謎「夢」「夢」「夢」この現象は一体なんなのか。本当に脳内で起きているのか「夢」「夢」「夢」
昨日見た夢を覚えていますか?
空を飛んでいた。
なぜか小学校にいた。
死んだはずの祖父と話していた。
宝くじに当たっていた。
好きな人と付き合っていた。
そして目が覚めた。
数分後には、その夢の大半を忘れている。
少し考えてみてほしい。
私たちは人生の約3分の1を睡眠に使う。
80年生きれば、およそ26年だ。
つまり人類は、
スマホを触るより長く、
仕事をするより長く、
恋愛をするより長く、
「眠っている」。
にもかかわらず。
その時間の中で発生する「夢」が何なのかを、人類はまだ説明しきれていない。
AIが小説を書き、
自動運転が走り、
人類が火星移住を語る時代。
それなのに。
毎晩自分の脳内で上映される意味不明な映画の正体を、私たちはまだ知らない。
少し笑える。
そして少し怖い。
人類は夢を解明したつもりになっている
多くの人は思っている。
「夢なんてもう科学で解明されてるんじゃないの?」
と。
実は違う。
有力な説はある。
記憶整理説
脳が不要な情報を整理している。
感情処理説
嫌だったことや不安を処理している。
シミュレーション説
危険への対処を練習している。
ランダム信号説
脳が勝手に出した信号に意味付けしているだけ。
どれも一理ある。
しかし決定打はない。
つまり科学界の本音を乱暴に翻訳すると、
「たぶんこうじゃないかな……?」
で止まっている。
もちろん脳科学は進歩した。
MRIもある。
脳波も測れる。
神経活動も見える。
しかし。
「なぜ夢という形になるのか」
は依然として謎だ。
脳が整理しているだけなら、
なぜあんな支離滅裂なストーリーになる?
なぜ突然学校にワープする?
なぜ全裸で出社する夢を見る?
なぜ元恋人は夢に出演するのに、昨日会ったコンビニ店員は出てこない?
脳科学者が見ても、
夢はだいぶ意味不明なのである。
人間は「理解している感」を好む
ここで面白いことがある。
人類は分からないことが嫌いだ。
だから説明を作る。
昔。
雷は神だった。
病気は呪いだった。
日食は不吉な前兆だった。
本当は分からなかった。
しかし「分からない」は不安だから、
物語を作った。
夢も似ている。
夢占いが何千年も生き残った理由はそこだ。
当たるからではない。
安心できるからだ。
「蛇の夢は金運です」
「追いかけられる夢はストレスです」
「空を飛ぶ夢は自由への願望です」
なるほど。
確かに面白い。
だが本当にそうなのかは別問題だ。
人類は昔から、
真実よりも説明を好む。
AI時代になって逆に浮き彫りになったこと
最近はAIが急速に進歩している。
文章を書く。
絵を描く。
動画を作る。
音楽を作る。
すると逆に見えてくる。
人間、自分のこと全然分かってなくない?
という事実だ。
AIを作るには脳を理解する必要がある。
そう思われていた。
しかし実際は違った。
AIは発展した。
なのに脳の謎は大量に残った。
夢。
意識。
感情。
主観。
直感。
創造性。
どれも完全解明には程遠い。
人類は月に行った。
しかし自分の頭の中で毎晩起きる現象を説明できない。
これほど皮肉な話もない。
夢は人生そのものに似ている
個人的に夢が面白いと思う理由がある。
夢は意味不明だ。
途中で話が飛ぶ。
登場人物が変わる。
設定が変わる。
矛盾だらけ。
しかし。
起きてから振り返ると、
なぜか一つの物語だった気がする。
人生も似ている。
学生時代には意味がなかった出来事。
失敗した仕事。
別れた恋人。
失ったチャンス。
遠回り。
黒歴史。
その時は意味が分からない。
しかし後から振り返ると、
妙につながって見える。
人間は出来事を理解しているのではない。
理解できる形に編集している。
夢も人生も、
脳による巨大な編集作業なのかもしれない。
心を打たれる珠玉の一文
人類は宇宙の果てを観測しようとしているのに、自分のまぶたの裏で毎晩起きている出来事の正体をまだ知らない。
夢は「無知の証拠」であり希望でもある
SNSを見ると、
何でも知っている人が増えたように見える。
政治も。
経済も。
教育も。
人生も。
恋愛も。
みんな断言する。
だが現実は違う。
人類はまだ夢の正体すら分かっていない。
つまり。
分からないことだらけなのだ。
これは絶望ではない。
むしろ希望だと思う。
まだ謎がある。
まだ探究できる。
まだ世界は説明しきれていない。
夢を見るたびに思う。
人間は賢くなった。
だが、まだ全部は分かっていない。
そしてその事実こそが、
人類を面白くしているのだ。
