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【シンプルとラグジュアリー】語源は全く逆だった。


「シンプルに暮らしたい」

「ラグジュアリーな時間を過ごしたい」



どちらも、なんとなく“良いもの”として使われている言葉ですよね。

でもこの2つ、
何となーく使っていた気がして
今更ながら、調べてみました。

「皆さんは、ご存知でしたか?」

語源を調べてみると――

何と、まったく逆の方向を向いていました。



シンプル(simple)の語源は、ラテン語の「simplex」。

意味は、
“一重の” “折り重なっていない状態”

つまり本来は、
何かを減らした状態ではなく、

👉 重なりをほどいた、自然な姿のことでした。



一方で、ラグジュアリー(luxury)の語源は同じくラテン語の「luxuria」。

こちらは意外にも、

👉 “過剰” “行き過ぎ” “制御されていない状態”

という意味を持っています。

現代では「上質」「豊かさ」「豪華」というイメージがありますが、
もともとは“あふれすぎている状態”を指していた言葉です。



この2つを並べてみると、見えてくるものがあります。

シンプルは、ほどくこと。
ラグジュアリーは、膨らむこと。

整えていく方向と、増えていく方向。



私たちはつい、
「足りない」と感じて、何かを足そうとしてしまいます。

モノを増やしたり、
予定を詰め込んだり、
情報を取り入れたり。

でもそれで満たされるかというと、
むしろ“重なり”が増えていくだけで、
苦しさが残ることも多い。



逆に、シンプルにしようとして、
ただ減らすことだけに集中してしまうと、

今度は「まだ足りない」と感じてしまう。

減らしているのに、満たされない。

そんな違和感の正体は、
ここにあるのかもしれません。



シンプルとは、減らすことではなく、
👉 重なりをほどいていくこと

ラグジュアリーとは、満たすことではなく、
👉 あふれていくこと



だから本当の豊かさは、
その中間にあるのではなく、

👉 “ほどいた先に残るもの”

なのだと思いました。



終活という言葉も、どこか似ています。

人生を“減らしていく”のではなく、
重なってきたものを、ひとつずつほどいていく。

役割や、執着や、モノや、関係。

そうして残ったものが、
その人の「本質」なのかもしれません。



シンプルに生きるというのは、
足りなくすることではなく、

「 余計をほどいて、自分に還ること」



ラグジュアリーを求め続けた先ではなく、
静かにほどいた先に、

本当の豊かさはあるのかもしれません。

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